ダイドーGHD<2590>9月に年初来高値更新も、その後下落傾向にはいり、直近も軟調に推移中…決算発表で株価どうなる?
11/26に第3四半期決算発表を迎えるダイドーグループホールディングス<2590>。上下動を繰り返しながら5,000円台前半で横這いでの推移が続いています。
そして、その過程で9月に年初来高値を付けたものの、そこから再び短期的な下落傾向に入り、株価は75日移動平均線の下に25日線があり、さらにその下に位置しています。
では、同社の株価は、決算発表前後でどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?
ダイドーグループホールディングス<2590>の第3四半期決算前後の株価動向は?
では、同社の株決算を挟んだ1ヶ月間(11月中旬~12月中旬)で、同社の株価は、例年どのような傾向が見られるのでしょうか?そのデータ分析の結果がこちらです。
※上記グラフは「シナジスタ」の独自システムによるデータ分析による結果です
2001年から2020年の株価の推移を見ると、上昇傾向が16回、下落傾向が4回見られます。この数字を見る限り、この時期に上昇する傾向が強いと読み取れます。
変動幅を見ると、10%以上もしくは10%近い変動は、2001年と2002年の上下合わせて2回のみにとどまっています。それ以降は、10%以内の変動にとどまっています。
これらを考慮すると、上昇傾向はありますが、それほど大きく上昇する傾向はないと考えられるでしょう。
では、同社の株価は、決算発表前後でどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?
ダイドーグループホールディングス<2590>の目標株価は?
データ分析によると、ここから株価が以下のような範囲で推移することが予測されます。
【目標株価】
上値目安:5,740円
下値目安:5,250円
※11/15終値5,460円を基準に計算
これまでの株価を分析した結果を見る限り、上昇幅は約5.0%、下落幅は約3.8%と考えられます。よって、上値は「5,740円」、下値は「5,250円」が目標株価と考えられるでしょう。
上値の目安に到達した場合は、現在上位にある25日移動平均線、その上の75日移動平均線も上抜けします。しかし、9/13の年初来高値には到達しないので、それほど大きな上昇にはならない可能性が高いでしょう。
反対に、下値の目安に到達した場合は、直近の株価とそれほど変わらないでしょう。ただし、右肩下がりに推移する25日移動平均線に続き、75日移動平均線も下向き始めます。
そうなると、そこから再び上昇に入るのが難しい状況になるかもしれません。もし、そのまま下落するような動きがあった場合は、これまでの数少ない下落傾向に入るでしょう。
このように同社は、この時期に上昇しやすい傾向があるものの、今年は直近軟調に推移していることもあり、下落傾向に入る可能性があります。
もし、上昇した場合でも、年初来高値を更新するような上昇一辺倒の動きは考えにくいので、売買のタイミングが難しいでしょう。
そういった意味では、今のところ方向感が出ていないので、方向感が出るまで様子見をするのも選択肢の一つでしょう。
ぜひ、このような情報をもとに、あなたの投資スタンスを決めてみてはいかがでしょうか。
※本記事は2021/11/24時点の株式市場の状況をもとに執筆しました。年初来高値などの更新日や移動平均などの記載については、誤差が生じる場合がございます。予めご了承くださいませ。
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この記事を書いている人
高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ)
トレード歴12年以上の現役ベテラントレーダー。2008年より開始し、過去12年間で11年利益を上げる。相場の値動きの「法則」を発見し、その法則を戦略化したシステムトレードで自己資金を運用中。12年間でたった一度負けがあっただけで、11年間安定的な成績を上げ、堅実に利益を積み上げる。高橋佑輔執筆【eBook(電子書籍)『日本株再入門』】の無料配布はこちらをクリック。
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