セブン&アイHD<3382>一昨年の低迷を抜け、今年から上昇を開始し年初来高値更新後も高値圏を推移中…決算発表で株価どうなる?
10/7に第2四半期決算発表を迎えたセブン&アイ・ホールディングス<3382>。一昨年は低迷から抜け出せず苦しい展開でしたが、今年から上昇を開始し、6月には年初来高値を更新しました。
その後、調整局面にはいるも、現場も5,000円付近を推移し、高値圏を維持してします。しかし、直近は横ばいに推移し、短期的に見て方向感が乏しい状況です。
そのような中、第2四半期決算を迎えた同社ですが、ここからどのように推移する可能性があるのでしょうか?
セブン&アイ・ホールディングス<3382>の第2四半期決算前後の株価動向は?
では、同社の株決算を挟んだ1ヶ月間(9月下旬~10月下旬)で、同社の株価は、例年どのような傾向が見られるのでしょうか?そのデータ分析の結果がこちらです。
※上記グラフは「シナジスタ」の独自システムによるデータ分析による結果です
2006年から2020年の株価の推移では、上昇傾向が10回、下落傾向が5回見られます。この数字を見る限り、上昇傾向があると考えられるでしょう。
変動幅を見ると、下落時は一番大きくても5%をやや上回る程度です。反対に上昇時は、小幅上昇のときもあれば10%以上の上昇も見られます。全体的に見ると、上昇のほうがやや大きいと考えられるでしょう。
では、同社の株価は、決算発表前後でどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?
セブン&アイ・ホールディングス<3382>の目標株価は?
データ分析によると、ここから株価が以下のような範囲で推移することが予測されます。
【目標株価】
上値目安:5,452円
下値目安:5,065円
※9/27終値5,204円を基準に計算
これまでの株価を分析した結果を見る限り、上昇幅は約4.7%、下落幅は約2.6%と考えられます。よって、上値は「5,452円」、下値は「5,065円」が目標株価と考えられるでしょう。
上値の目安に到達した場合は、6/30につけた年初来高値5,340円を上回ります。そうなると、現在も高値圏を推移していますが、ここから再度上昇局面に入る可能性が高いでしょう。
反対に、下値の目安に到達した場合は、25日移動平均線を下抜けします。現在の状況をふまえると、75日移動平均線よりも上にとどまります。
ただし、そこから再上昇のタイミングを狙うことになりますが、次の展開を迎えるまでにはやや時間を要し、しばらく横ばいに推移すると考えたほうが良いでしょう。
このように同社は、これまで順調に株価が上昇し高値圏を推移しています。そのような中、更に高値を更新するか、それともしばらく小康状態に入るかの分岐点にいると考えられます。
比較的楽観的に状況を捉えたいところですが、仮に下落した場合は、短期的に横ばいのボックス圏に入る可能性もあります。そういった意味では、安易にさらなる上昇を期待せず、下落した場合のことも考えて投資判断をするのが良いでしょう。
ぜひ、このような情報をもとに、あなたの投資スタンスを決めてみてはいかがでしょうか。
※本記事は2021/10/6時点の株式市場の状況をもとに執筆しました。年初来高値などの更新日や移動平均などの記載については、誤差が生じる場合がございます。予めご了承くださいませ。
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この記事を書いている人
高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ)
トレード歴12年以上の現役ベテラントレーダー。2008年より開始し、過去12年間で11年利益を上げる。相場の値動きの「法則」を発見し、その法則を戦略化したシステムトレードで自己資金を運用中。12年間でたった一度負けがあっただけで、11年間安定的な成績を上げ、堅実に利益を積み上げる。高橋佑輔執筆【eBook(電子書籍)『日本株再入門』】の無料配布はこちらをクリック。
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