伊藤園<2593>超長期の上昇トレンドを継続し、年初来高値更新の目前まで推移中…決算発表で年初来高更新の可能性は?
9/1に第1四半期決算発表を迎えた伊藤園<2593>。超長期上昇トレンドを形成し好調な同社株価ですが、昨年後半に例年よりも大きな上昇をみせました。
その後、今年に入り以前上昇ペースに戻りましたが、依然として堅調に推移し、超長期の上昇トレンドが継続している考えられます。
そのような中、第1四半期決算を迎えた同社ですが、ここからどのように推移する可能性があるのでしょうか?
伊藤園<2593>の第1四半期決算前後の株価動向は?
では、同社の株決算を挟んだ1ヶ月間(8月中旬~9月中旬)で、同社の株価は、例年どのような傾向が見られるのでしょうか?そのデータ分析の結果がこちらです。
※上記グラフは「シナジスタ」の独自システムによるデータ分析による結果です
2000年から2020年の株価の推移では、上昇傾向が13回、下落傾向が6回、変わらずが2回見られます。この数字を見る限り、上昇傾向があると考えられるでしょう。
変動幅を見ると、2008年と2013年に10%以上変動がありましたが、その他は10%より小さい変動にとどまっています。これを考慮すると、同社の株価は、それほど変動しないと考えられるでしょう。
では、同社の株価は、決算発表前後でどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?
伊藤園<2593>の目標株価は?
データ分析によると、ここから株価が以下のような範囲で推移することが予測されます。
【目標株価】
上値目安:7,170円
下値目安:6,470円
※8/20終値6,870円を基準に計算
これまでの株価を分析した結果を見る限り、上昇幅は約4.4%、下落幅は約5.8%と考えられます。よって、上値は「7,170円」、下値は「6,470円」が目標株価と考えられるでしょう。
上値の目安に到達した場合は、今年3/30につけた年初来高値7,180円の手前に位置します。ここまで上昇した場合は、その後にさらに上値を狙う展開になるでしょう。
反対に、下値の目安に到達した場合は、現在下位に位置している75日移動平均線を下抜けします。そこから、一時的に反発する可能性はありますが、再度上昇するには時間を要するでしょう。
長期的には上昇への期待がありますが、短期的にはもみ合いが続くと考えられるでしょう。
このように同社は、堅調に推移し、3月につけた年初来高値更新を狙える位置にいます。しかしながら、仮に下落した場合は、一時的に低迷するでしょう。
それを踏まえると、過度に上昇することを期待せず、下落リスクも想定しながら、投資の判断をするのが良いでしょう。
ぜひ、このような情報をもとに、あなたの投資スタンスを決めてみてはいかがでしょうか。
※本記事は2021/8/31時点の株式市場の状況をもとに執筆しました。年初来高値などの更新日や移動平均などの記載については、誤差が生じる場合がございます。予めご了承くださいませ。
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この記事を書いている人
高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ)
トレード歴12年以上の現役ベテラントレーダー。2008年より開始し、過去12年間で11年利益を上げる。相場の値動きの「法則」を発見し、その法則を戦略化したシステムトレードで自己資金を運用中。12年間でたった一度負けがあっただけで、11年間安定的な成績を上げ、堅実に利益を積み上げる。高橋佑輔執筆【eBook(電子書籍)『日本株再入門』】の無料配布はこちらをクリック。
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