日本マクドナルドHD<2702>昨年から続く横ばい状態から緩やかに下落し年初来安値を更新…決算発表で株価どうなる?
8/12に第2四半期決算発表を迎える日本マクドナルドホールディングス<2702>。コロナ・ショック後に急上昇し6,000円台に到達しました。
その後は以前の株価水準に戻り5,000円前後を横這いで推移しています。現在は緩やかに下向いている75日移動平均線の下を25日移動平均線が横這い推移し、短期的に下落傾向に入っています。
そのような中、第2四半期決算を迎える同社ですが、ここからどのように推移する可能性があるのでしょうか?
日本マクドナルドホールディングス<2702>の第2四半期決算前後の株価動向は?
では、同社の株決算を挟んだ1ヶ月間(8月上旬~9月上旬)で、同社の株価は、例年どのような傾向が見られるのでしょうか?そのデータ分析の結果がこちらです。
※上記グラフは「シナジスタ」の独自システムによるデータ分析による結果です
2002年から2020年の株価の推移を見ると、上昇傾向が8回、下落傾向が9回、変わらずが2回見られます。この数字を見る限り、ほぼ均衡していると考えられます。
変動幅を見ると、上下のどちらも10%以上の変動がありません。大きくても6~8%の変動にとどまっています。それ以外は、ほぼ5%以内にとどまっています。
よって、同社の株価は、この時期に動きにくい傾向があると読み取れるでしょう、
では、同社の株価は、決算発表前後でどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?
日本マクドナルドホールディングス<2702>の目標株価は?
データ分析によると、ここから株価が以下のような範囲で推移することが予測されます。
【目標株価】
上値目安:5,120円
下値目安:4,745円
※8/2終値4,960円を基準に計算
これまでの株価を分析した結果を見る限り、上昇幅は約3.2%、下落幅は約4.3%と考えられます。よって、上値は「5,120円」、下値は「4,745円」が目標株価と考えられるでしょう。
上値の目安に到達した場合は、現在株価の上に位置している25日、75日移動平均線の上に到達します。ここからさらに上昇を期待したいところですが、再び横ばいに推移すると考えられるでしょう。
反対に、下値の目安に到達した場合は、8/10につけた年初来安値を更新することになります。そうなると、そこから下落が加速するリスクも想定されますが、これまでと同様に緩やかな下落が継続されるでしょう。
ただし、25日移動平均線よりも株価が下回る時期が一定期間続く場合は、下落が加速する可能性があるでしょう。そういった意味では、これらの位置関係に注目です。
このように、依然として軟調に推移する同社は、これまでの傾向を見る限り、まだこの状況が続くと考えられます。
しかし、どちらかと言うと直近の動向を見る限り、25日移動平均線よりも株価が下回る時期がどれくらいになるかによって、緩やかな下落に加速がつき、下落傾向が強まる可能性があるでしょう。
以上をふまると、このボックス圏を抜け出し上昇することを期待するよりも、下落リスクをふまえて慎重に売買するか、方向感が出るまで様子見するのも良いでしょう。
ぜひ、このような情報をもとに、あなたの投資スタンスを決めてみてはいかがでしょうか。
※本記事は2021/8/10時点の株式市場の状況をもとに執筆しました。年初来高値などの更新日や移動平均などの記載については、誤差が生じる場合がございます。予めご了承くださいませ。
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この記事を書いている人
高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ)
トレード歴12年以上の現役ベテラントレーダー。2008年より開始し、過去12年間で11年利益を上げる。相場の値動きの「法則」を発見し、その法則を戦略化したシステムトレードで自己資金を運用中。12年間でたった一度負けがあっただけで、11年間安定的な成績を上げ、堅実に利益を積み上げる。高橋佑輔執筆【eBook(電子書籍)『日本株再入門』】の無料配布はこちらをクリック。
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