出前館<2484>昨年12月4,200円の高値をつけるも、今年に入り上昇前水準の2,000円手前まで下落中…決算発表で株価上がる?
6/25に第3四半期決算発表を迎える出前館<2484>。コロナ・ショック後、徐々に上昇を続け2020年12月には4,200円の高値をつけました。
しかし、それ以降は軟調に推移し、現在は2020年の上昇を開始する前の2,000円手前を推移しています。
長期的にみると乱高下しているようにも見える同社ですが、第3四半期決算を迎えることで、株価がどのように推移する可能性があるのでしょうか?
出前館<2484>の第3四半期決算前後の株価動向は?
決算を挟んだ1ヶ月間(6月中旬~7月中旬)で、同社の株価は、例年どのような傾向が見られるのでしょうか?そのデータ分析の結果がこちらです。
※上記グラフは「シナジスタ」の独自システムによるデータ分析による結果です
2007年から2020年の株価の推移を見ると、上昇傾向が7回、下落傾向が7回見られます。この数字を見る限り、上昇傾向と下落傾向は均衡していると読み取れるでしょう。
変動幅を見ると、上下合わせて10%以上の変動が7回あります。約半分が該当することをふまえると、同社の株価はこの時期に大きく変動しやすい傾向があると考えられるでしょう。
では、同社の株価は、決算発表前後でどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?
出前館<2484>の目標株価は?
データ分析によると、ここから株価が以下のような範囲で推移することが予測されます。
【目標株価】
上値目安:2,514円
下値目安:1,785円
※6/10終値1,939円を基準に計算
これまでの株価を分析した結果を見る限り、上昇幅は約29.6%、下落幅は約7.9%と考えられます。よって、上値は「2,514円」、下値は「1,785円」が目標株価と考えられるでしょう。
上値の目安に到達した場合は、現在上位に位置している75日移動平均線を上抜けします。そうなると、直近の下落傾向が変わる可能性があるでしょう。
さらに、その流れで25日移動平均線も75日移動平均線を上抜けした場合は、短期的な上昇局面に入ると考えられるでしょう。
反対に、下値の目安に到達した場合は、25日移動平均線を下抜けします。そうなると、これまでの下落基調が強まり、短期的に下落局面を迎えることになるでしょう。
このように同社の株価は、まだ落ち着かず、この時期は大きく変動する傾向があります。それを考慮すると、短期売買を目的にするのは売買のタイミングを見極めるのが非常に難しいでしょう。
このようなときは、無理に売買することなく様子見をするのも一つの選択肢の一つかもしれません。
ぜひ、このような情報をもとに、あなたの投資スタンスを決めてみてはいかがでしょうか。
※本記事は2021/6/23時点の株式市場の状況をもとに執筆しました。年初来高値などの更新日や移動平均などの記載については、誤差が生じる場合がございます。予めご了承くださいませ。
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この記事を書いている人
高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ)
トレード歴12年以上の現役ベテラントレーダー。2008年より開始し、過去12年間で11年利益を上げる。相場の値動きの「法則」を発見し、その法則を戦略化したシステムトレードで自己資金を運用中。12年間でたった一度負けがあっただけで、11年間安定的な成績を上げ、堅実に利益を積み上げる。高橋佑輔執筆【eBook(電子書籍)『日本株再入門』】の無料配布はこちらをクリック。
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