三菱商事<8058>今年3月に年初来高値をつけ推移するも、直近は調整局面に入り3,000円前後を推移中…決算発表で株価どうなる?
5/7に本決算発表を迎えた三菱商事<8058>。昨年は上昇しては下落を繰り返し、下落前水準まで回復しませんでしたが、今年に入り上昇を開始しました。
その勢いが継続し、今年3月には年初来高値を更新しました。その後は、調整局面に入り、3,000円前後を推移中です。
そのような中、本決算発表を迎えた同社ですが、ここからどのように推移する可能性があるのでしょうか?
三菱商事<8058>の本決算前後の株価動向は?
では、決算を挟んだ1ヶ月間(4月下旬~5月下旬)で、同社の株価は、例年どのような傾向が見られるのでしょうか?そのデータ分析の結果がこちらです。
※上記グラフは「シナジスタ」の独自システムによるデータ分析による結果です
2000年から2020年の株価の推移を見ると、上昇傾向が13回、下落傾向が8回見られます。これを見る限り、やや上昇傾向があると考えられるでしょう。
変動幅を見ると、5%以上の変動が上下合わせて15回見られます。また、10%以上の変動は上下合わせて6回見られます。
これらをふまえると、同社の株価はやや上昇傾向があるものの、比較的変動が大きい傾向があると考えられるでしょう。
では、同社の株価は、決算発表前後でどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?
三菱商事<8058>の目標株価は?
データ分析によると、ここから株価が以下のような範囲で推移することが予測されます。
【目標株価】
上値目安:3,228円
下値目安:2,734円
※4/26終値3,012円を基準に計算
これまでの株価を分析した結果を見る限り、上昇幅は約7.1%、下落幅は約9.2%と考えられます。よって、上値は「3,228円」、下値は「2,734円」が目標株価と考えられるでしょう。
上値の目安に到達した場合は、3/23の年初来高値「3,298円」には届きませんが、引き続き上値を狙う展開の動きをする可能性が高いでしょう。
反対に、下値の目安に到達した場合は、現在右肩下がりの25日移動平均線がさらに下向き、75日移動平均線をも下抜けします。
そうなると株価は、両線のさらに下に位置するので、短期的な下落トレンドに入るか、再上昇するまでもみ合いが続くでしょう。
このように同社の株価は、この時期にどちらに推移するかで展開が変わります。また、やや上昇傾向があるものの、ほぼ均衡しているとも考えられます。
さらに変動幅が比較的大きい傾向もあるので、どちらが一方向に動くと考えず、両方に動くことを想定して売買するのが良いでしょう。
ぜひ、このような情報をもとに、あなたの投資スタンスを決めてみてはいかがでしょうか。
※本記事は2021/5/7時点の株式市場の状況をもとに執筆しました。年初来高値などの更新日や移動平均などの記載については、誤差が生じる場合がございます。予めご了承くださいませ。
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この記事を書いている人
高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ)
トレード歴12年以上の現役ベテラントレーダー。2008年より開始し、過去12年間で11年利益を上げる。相場の値動きの「法則」を発見し、その法則を戦略化したシステムトレードで自己資金を運用中。12年間でたった一度負けがあっただけで、11年間安定的な成績を上げ、堅実に利益を積み上げる。高橋佑輔執筆【eBook(電子書籍)『日本株再入門』】の無料配布はこちらをクリック。
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