ソニー<6758>昨年から順調に上昇し、再び年初来高値更新を狙える高値圏を推移中…決算発表で株価どうなる?
4//28に本決算発表を迎えるソニーグループ<6758>。コロナショック後も堅調に推移し、2020年年末には大台の10,000円台をつけ、今年2月には12,000円台に到達し年初来高値を更新しました。
その後、一時的に調整したものの、現在も12,000円台手前に位置しており、再度上値を狙える展開となっています。
そのような中、本決算発表を迎える同社ですが、ここからどのように推移する可能性があるのでしょうか?
ソニーグループ<6758>の本決算前後の株価動向は?
現在の株価は、調整局面にあり、25日移動平均線と75日移動平均線の間に位置しています。まだ、高値圏を推移しており、上値を狙える状況です。
では、決算を挟んだ1ヶ月間(4月中旬~5月中旬)で、同社の株価は、例年どのような傾向が見られるのでしょうか?そのデータ分析の結果がこちらです。
※上記グラフは「シナジスタ」の独自システムによるデータ分析による結果です
2000年から2020年の株価の推移を見ると、上昇傾向が10回、下落傾向が11回見られます。この数字を見る限り、上昇と下落の可能性は均衡していると考えられるでしょう。
変動幅を見ると、10%以上の変動が上下合わせて9回あります。そのうち5回は下落時だと考えると、やや下落リスがあると考えられます。
では、同社の株価は、決算発表前後でどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?
ソニーグループ<6758>の目標株価は?
データ分析によると、ここから株価が以下のような範囲で推移することが予測されます。
【目標株価】
上値目安:13,019円
下値目安:10,867円
※4/16終値12,080円を基準に計算
これまでの株価を分析した結果を見る限り、上昇幅は約7.8%、下落幅は約10.0%と考えられます。よって、上値は「13,019円」、下値は「10,867円」が目標株価と考えられるでしょう。
上値の目安に到達した場合は、年初来高値を更新します。そうなると、ここから短期的な上昇が続くでしょう。
しかし、やや過熱感がある可能性もあるので、高値を付けたあとに再び調整局面に入る可能性があるでしょう。
反対に、下値の目安に到達した場合は、下位に位置している75日移動平均線も下抜けし、現在より10%弱下がることになります。この場合は、やや大きな下落になるので、この目安に到達付近で一時的に反発するかもしれません。
このように同社は、これまで順調に上昇し、再び年初来高値を更新を狙えるところまできましたが、やや注意が必要な局面かもしれません。
これまでの傾向を見ると、下落時は10%以上になる可能性が比較的高いので、このまま上昇一辺倒とは考えず、下落リスクを考慮しながら売買するのが良いでしょう。
ぜひ、このような情報をもとに、あなたの投資スタンスを決めてみてはいかがでしょうか。
※本記事は2021/4/26時点の株式市場の状況をもとに執筆しました。年初来高値などの更新日や移動平均などの記載については、誤差が生じる場合がございます。予めご了承くださいませ。
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この記事を書いている人
高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ)
トレード歴12年以上の現役ベテラントレーダー。2008年より開始し、過去12年間で11年利益を上げる。相場の値動きの「法則」を発見し、その法則を戦略化したシステムトレードで自己資金を運用中。12年間でたった一度負けがあっただけで、11年間安定的な成績を上げ、堅実に利益を積み上げる。高橋佑輔執筆【eBook(電子書籍)『日本株再入門』】の無料配布はこちらをクリック。
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