西松屋チェーン<7545>11月末に年初来高値をつけるも直近はやや低位を推移中…決算発表でボックス圏を抜け上昇する可能性は?
3/30に本決算発表を迎えた西松屋チェーン<7545>。同社株価は、2017年以降、下落トレンドにありましたが、2020年のコロナ・ショックをきっかけに上昇を開始しました。
その後、11月末に年初来高値1,864円を付け、現在は一段低い場所で1500円前後をボックス圏に推移しています。
そのような中、本決算発表を迎えた同社ですが、ここからどのように推移する可能性があるのでしょうか?
西松屋チェーン<7545>の本決算前後の株価動向は?
現在、同社の株価は、昨年来高値から一段低い水準を推移中です。そのよな中、やや軟調に推移しています。
では、決算を挟んだ1ヶ月間(3月中旬~4月中旬)で、同社の株価は、例年どのような傾向が見られるのでしょうか?そのデータ分析の結果がこちらです。
※上記グラフは「シナジスタ」の独自システムによるデータ分析による結果です
2000年から2020年の株価の推移を見ると、上昇傾向が16回、下落傾向が5回見られます。この数字を見る限り、上昇傾向があると考えられるでしょう。
変動幅を見ると、5%以上の上昇が、14回見られます。反対に下落時は10%以内にとどまっています。それを考慮すると、上昇時は比較的大きく上昇し、下落時はそれほど大きくないことが分かります。
よって、安易に上昇を期待してはいけませんが、下落してもリスクは小さいと考えられるでしょう。
では、同社の株価は、決算発表前後でどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?
西松屋チェーン<7545>の目標株価は?
データ分析によると、ここから株価が以下のような範囲で推移することが予測されます。
【目標株価】
上値目安:1,787円
下値目安:1,444円
※3/16終値1,525円を基準に計算
これまでの株価を分析した結果を見る限り、上昇幅は約17.1%、下落幅は約5.3%と考えられます。よって、上値は「1,787円」、下値は「1,444円」が目標株価と考えられるでしょう。
上値の目安に到達した場合は、昨年来高値には到達しないものの、直近の高値を更新します。そうなった場合、短期的にはボックス圏を抜け、上昇する可能性があるでしょう。
反対に、下値の目安に到達した場合は、現在並走している25日、75日移動平均線付近に位置します。
そのまま移動平均線を下抜けした場合は、下落リスクを考えなければなりません。しかし、過去の動向を見る限り、大きく崩れる可能性は低いでしょう。
このように同社は、過去の動向を見る限り比較的楽観的な推移になることが期待できます。ただし、直近はボックス圏を推移しているので、ここでどのような動きをするかで、方向感が定まるかもしれません。
もし、下落する場合は、過去の下落幅は10%以内にとどまっていますので、そこを目安にリスク管理すると良いでしょう。
ぜひ、このような情報をもとに、あなたの投資スタンスを決めてみてはいかがでしょうか。
※本記事は2021/3/30時点の株式市場の状況をもとに執筆しました。年初来高値などの更新日や移動平均などの記載については、誤差が生じる場合がございます。予めご了承くださいませ。
このような分析をすることで、個人投資家が難しいと感じる「売り(損切り・利益確定)のタイミング」や「買いのタイミング」を具体的に知ることができます。もし、あなたも実際に有効な「売買のタイミング」を習得したいなら、こちらのeBook(電子書籍)『日本株再入門』を今すぐお読みください。
実際に有効な「売買のタイミング」を学びませんか?【無料】でeBook(電子書籍)を受取るにはこちらをクリック
【無料】でeBook(電子書籍)『日本株再入門』を受け取るには、今すぐこちらをクリックしてください。
この記事を書いている人
高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ)
トレード歴12年以上の現役ベテラントレーダー。2008年より開始し、過去12年間で11年利益を上げる。相場の値動きの「法則」を発見し、その法則を戦略化したシステムトレードで自己資金を運用中。12年間でたった一度負けがあっただけで、11年間安定的な成績を上げ、堅実に利益を積み上げる。高橋佑輔執筆【eBook(電子書籍)『日本株再入門』】の無料配布はこちらをクリック。
【高橋佑輔の関連記事】