ダイドーGH<2590>昨年から順調に上昇を続けるも方向感がないまま低迷中…決算発表で株価どうなる?
3/4に本決算発表を迎えたダイドーグループホールディングス<2590>。2020年はコロナ・ショックで大きく下げたもののすぐに下落前水準に回復しました。
現在は、下落前の水準を上回り、5,000円から6,000円の間を推移していますが、なかなか方向感がつかめない状況が続いています。
そのような中、本決算発表を迎える同社ですが、この発表で株価がどのように推移する可能性があるのでしょうか?
ダイドーグループホールディングス<2590>の本決算前後の株価動向は?
同社は、昨年よりも一段高い水準で推移しているものの、直近では調整局面に入ったのか5,000円前半まで下落しています。
では、決算を挟んだ1ヶ月間(2月下旬~3月下旬)で、同社の株価は、例年どのような傾向が見られるのでしょうか?そのデータ分析の結果がこちらです。
※上記グラフは「シナジスタ」の独自システムによるデータ分析による結果です
2002年から2020年の株価の推移を見ると、上昇傾向が11回、下落傾向が7回、変わらずが1回見られます。この数字を見る限り、全体としては上昇傾向が見られますが、直近4年間が下落傾向にあることは気になります。
変動幅を見ると、10%を超えたのは2004年のみです。それを考慮すると、本決算発表でそれほど株価が変動しないと考えられるでしょう。
では、同社の株価は、決算発表前後でどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?
ダイドーグループホールディングス<2590>の目標株価は?
データ分析によると、ここから株価が以下のような範囲で推移することが予測されます。
【目標株価】
上値目安:5,590円
下値目安:5,040円
※2/24終値5,290円を基準に計算
これまでの株価を分析した結果を見る限り、上昇幅は約5.6%、下落幅は約4.6%と考えられます。よって、上値は「5,590円」、下値は「5,040円」が目標株価と考えられるでしょう。
上値の目安に到達した場合は、現在株価の上に位置する25日・75日移動平均線を上抜けします。これにより直近の下落傾向は、いったん終わり、再び方向感が難しい状況になるでしょう。
反対に、下値の目安に到達した場合は、今年に入りつけた、1/14の5,050円、2/26の5,060円の動きが参考になるでしょう。両方とも、ここから反発しています。よって、そのときは、しばらく5,000~5,500円の間でボックス圏で推移すると考えられます。
このように同社は、昨年よりも高い水準で推移しているものの、まだ方向感が定まらない難しい状況が続くと考えられます。
このようなときは無理に売買することなく、方向感が定まるまで様子見をするのも一つの選択肢でしょう。ぜひ、このような情報をもとに、あなたの投資スタンスを決めてみてはいかがでしょうか。
※本記事は2021/3/3時点の株式市場の状況をもとに執筆しました。年初来高値などの更新日や移動平均などの記載については、誤差が生じる場合がございます。予めご了承くださいませ。
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この記事を書いている人
高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ)
トレード歴12年以上の現役ベテラントレーダー。2008年より開始し、過去12年間で11年利益を上げる。相場の値動きの「法則」を発見し、その法則を戦略化したシステムトレードで自己資金を運用中。12年間でたった一度負けがあっただけで、11年間安定的な成績を上げ、堅実に利益を積み上げる。高橋佑輔執筆【eBook(電子書籍)『日本株再入門』】の無料配布はこちらをクリック。
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