日経平均株価、3月はどこまで上がる?~2021年版~
日経平均株価が節目となる3万円を超え、様々なところで「どこまで上がるか?」ということがテーマになっています。
日経平均株価の動向が、投資家心理を左右する側面もありますので、その動向が気になる方も多いかもしれません。
そこで今回は、ここからの日経平均株価の「どこまで上がる可能性があるのか?」をデータ分析してみました。
日経平均株価、3月はどこまで上がる?
日経平均株価は、3月に例年どのような傾向が見られるのでしょうか?さっそくですが、そのデータ分析の結果がこちらです。
※上記グラフは「シナジスタ」の独自システムによるデータ分析による結果です
2000年から2020年の株価の推移を見ると、上昇傾向が10回、下落傾向が11回見られます。この数字を見る限り、上昇と下落が均衡していると考えられるでしょう。
変動幅を見ると、2012年は、20%弱まで上昇していますが、全体的には、ほぼ10%前後の範囲で推移しています。
なお、この分析結果を見る限り、平均上昇幅は約7.9%、平均下落幅は約8.1%と考えられます。
よって、2021年3月の終盤時点での日経平均株価は【24,595円55銭~28,888円40銭】を目安に推移すると考えられるでしょう。
ただし、現在その水準をすでに超えています。それを考慮すると、過去の最大が約20%まで上昇する可能性があります。その場合は、
【32,116円7銭】
が一つの目安になるでしょう。
日経平均株価上昇は、どこまで続く?
下のグラフをご覧ください。これは、私が独自に開発した「株トレンド指数」という株式市場の動向を見るための指数動向です。これが今月の2/22まで状況です。
※上記グラフは「シナジスタ」の独自システムによるデータ分析による結果です
この株トレンド指数と日経平均株価には、相関がありませんが、株式市場全体の動向は、こちらの指標で確認できます。
直近の2/19、2/22にデータを見ると、これまで上昇トレンドを示す天井指数が、一時的には高かったものの、この2日間は一気に失速しています。
ただし、同期間の「押し目買い指数」が急上昇しているので、押し目買いのセオリー通り、上昇トレンドの中の一時的な下落で、再上昇することも考えられます。
これを考慮すると、これらの指数と相関はないものの、日経平均株価が最大上昇率まで達し【32,116円7銭】に到達するかは、株式市場全体がダマシか、それとも押し目買いの動きをするかもポイントになるかもしれません。
しかしながら、これはあくまでも日経平均株価の動向です。個別銘柄と日経平均株価は、必ずしも同じ動きをするわけではありません。
よって、この日経平均株価の動向は、あくまでも目安や、投資家心理の動きなどを把握する際の目安として把握するのが良いでしょう。
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この記事を書いている人
高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ)
トレード歴12年以上の現役ベテラントレーダー。2008年より開始し、過去12年間で11年利益を上げる。相場の値動きの「法則」を発見し、その法則を戦略化したシステムトレードで自己資金を運用中。12年間でたった一度負けがあっただけで、11年間安定的な成績を上げ、堅実に利益を積み上げる。高橋佑輔執筆【eBook(電子書籍)『日本株再入門』】の無料配布はこちらをクリック。
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