リクルートHD<6098>直近も年初来高値を更新し、年末からの勢いを保ったまま推移中…さらに上昇の可能性は?
2/15に第3四半期決算発表を迎えたリクルートHD<6098>。6月には4,000円台を回復したもののその後は伸び悩み、ようやく2020年年末から上昇を開始しました。
そして、決算発表後に上昇し、翌日には年初来高値を更新しました。
過熱感が漂うものの、そのような中、第3四半期決算発表を迎えた同社ですが、この発表で株価がどのように推移する可能性があるのでしょうか?
リクルートHD<6098>の第3四半期決算前後の株価動向は?
同社は、昨年は伸び悩みましたが、年末から上昇を開始しし、過熱感が漂うものの、直近も年初来高値を更新し好調を維持しています。
では、決算を挟んだ1ヶ月間(1月下旬~2月下旬)で、同社の株価は、例年どのような傾向が見られるのでしょうか?そのデータ分析の結果がこちらです。
※上記グラフは「シナジスタ」の独自システムによるデータ分析による結果です
2015年から2020年の株価の推移を見ると、上昇傾向が3回、下落傾向が3回見られます。
まだデータが少ないので、参考程度の分析にはなりますが、この数字を見る限り、この時期は上下のどちらにも動く可能性があると考えられます。
変動幅をみると、10%以上の変動は1度だけで、それほど変動しない印象を受けます。また、下落時よりも上昇時のほうが、株価が大きく動くことが分かります。
では、同社の株価は、決算発表前後でどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?
リクルートHD<6098>の目標株価は?
データ分析によると、ここから株価が以下のような範囲で推移することが予測されます。
【目標株価】
上値目安:5,026円
下値目安:4,412円
※1/28終値4,593円を基準に計算
これまでの株価を分析した結果を見る限り、上昇幅は約9.4%、下落幅は約3.9%と考えられます。よって、上値は「5,026円」、下値は「4,412円」が目標株価と考えられるでしょう。
もし、上値の目安に到達した場合は、10%近く上昇するものの、直近で更新した年初来高値よりも低い水準です。また、過去の最大上昇率まで上昇しても、年初来高値よりも低い水準です。
よって、現在の上昇は一時的なものだと考えられ、さらなる上昇の過度な期待はしないほうが良いかもしれません。
反対に、下値の目安に到達した場合は、下位に位置する75日移動平均線付近に到達します。このときは、これを下値抵抗線として反発する可能性があるかもしれません。
しかしながら、これまでの勢いが一服し、この価格帯で調整が続く可能性もあるでしょう。
このように同社は、年初来高値を更新し、さらに勢いがつきそうな状況ではありますが、このまま一辺倒に推移しない可能性があります。
あくまでも少ないデータでの分析結果ですが、過度な上昇は期待せずに、調整局面に入ることも想定しながら、慎重に売買の判断をすると良いでしょう。
ぜひ、このような情報をもとに、あなたの投資スタンスを決めてみてはいかがでしょうか。
※本記事は2021/2/15時点の株式市場の状況をもとに執筆しました。年初来高値などの更新日や移動平均などの記載については、誤差が生じる場合がございます。予めご了承くださいませ。
このような分析をすることで、個人投資家が難しいと感じる「売り(損切り・利益確定)のタイミング」や「買いのタイミング」を具体的に知ることができます。もし、あなたも実際に有効な「売買のタイミング」を習得したいなら、こちらのeBook(電子書籍)『日本株再入門』を今すぐお読みください。
実際に有効な「売買のタイミング」を学びませんか?【無料】でeBook(電子書籍)を受取るにはこちらをクリック
【無料】でeBook(電子書籍)『日本株再入門』を受け取るには、今すぐこちらをクリックしてください。
この記事を書いている人
高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ)
トレード歴12年以上の現役ベテラントレーダー。2008年より開始し、過去12年間で11年利益を上げる。相場の値動きの「法則」を発見し、その法則を戦略化したシステムトレードで自己資金を運用中。12年間でたった一度負けがあっただけで、11年間安定的な成績を上げ、堅実に利益を積み上げる。高橋佑輔執筆【eBook(電子書籍)『日本株再入門』】の無料配布はこちらをクリック。
【高橋佑輔の関連記事】