なぜ、2月は上昇する業種が多いのに…利益を失いやすいのか?

2021/02/13

 

「この銘柄は下がるから、今が利益確定のチャンスだ!」と思って売却したのに、そのあと株価が上昇するという経験をしたことはありますか?

反対に、「この銘柄は上がる!」と思って買ったのに、買った直後に下落し「いつ損切りすれば良いのだろう」という経験をしたことはありますか?

この2月はそのようなことが起きやすい月でもあります。なぜ、そのようなことが起きてしまうのでしょうか?今回は「なぜ、2月は上昇する業種が多いのに…利益を失いやすいのか?」を考えながら、その理由を解説します。

 

なぜ2月は、利益を失いやすいのか?


このグラフは、2月の月初に各業種の全てを買い付け、月末に売却したときの結果を表したものです。もし、月初に買い付けた株式が、月末に上昇していれば、それは利益になります。反対に、下落していれば、それは損失になります。

これを見ることで、その月に「上昇しやすい業種」と「下落しやすい業種」を把握することができます。その結果が、このグラフです。

※上記グラフは「シナジスタ」の独自システムによるデータ分析による結果です

業種別に見ると、36業種中「21業種」が上昇傾向にあります。1月と比較して、10業種増えています。よって、1月よりは利益を狙いやすい環境に見えるでしょう。

しかし、注意したいのが、株式市場全体の傾向です。この2月は業種別にみると上昇傾向に見えますが、市場全体は、下落傾向にあります。

つまり、上昇傾向の業種が多いと安心して、安易に銘柄選択して売買してしまうと、思ったように株価が上昇せず、利益を失う可能性があります。まさに、これが逆方向に株価が動く原因とも考えられます。

もちろん、これにはファンダメンタルの要因など様々な要因で、このような傾向があると考えられるでしょう。

ただし、その本当の要因を掴むことは、よほどの専門家でない限り、非常に難しいと考えられます。だからこそ、そのような要因を調べて株価を予測するよりも、データ分析を使って「毎年の傾向を把握する」ほうが、株価の動きをつかみやすいでしょう。

 

2月に上昇しやすい業種~TOP3~


では、全体的に上昇傾向のある2月の中でも、特に上昇しやすいトップ3の業種を見てみましょう。

1位:ゴム
2位:倉庫
3位:紙・パルプ

これらの業種は、上昇が期待できるTOP3です。ただし、1位、2位は10%以上の上昇が見込めるものの、3位以下は10%未満の上昇にとどまっているのでご注意ください。

よって、これを考慮すると、個別の銘柄で利益を大きく狙うよりも、一定の基準を設けて、細かく利益確定をしながら、着実に利益を積み上げるような戦略が良いかもしれません。

具体的には、「10%付近まで上昇したら利益確定し、次の銘柄を買い付ける」など、何らかの投資基準に沿って、売買するのが良いでしょう。

 

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この記事を書いている人

高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ) 高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ)
トレード歴12年以上の現役ベテラントレーダー。2008年より開始し、過去12年間で11年利益を上げる。相場の値動きの「法則」を発見し、その法則を戦略化したシステムトレードで自己資金を運用中。12年間でたった一度負けがあっただけで、11年間安定的な成績を上げ、堅実に利益を積み上げる。高橋佑輔執筆【eBook(電子書籍)『日本株再入門』】の無料配布はこちらをクリック

 

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