日本電気<6701>昨年大幅上昇から高値圏を推移するも直近は横ばいに推移中…決算発表で株価どうなる?
1/29に第3四半期決算発表を迎えた日本電気<6701>。2019年を堅調に推移してきた中、2020年はコロナ・ショックを機にさらに大きく上昇してきました。
いったん高値を付けて以降は、横這いでの推移となっていますが、依然として高値圏内に位置しています。
そのような中、第3四半期決算発表を迎える同社ですが、この発表で株価がどのように推移する可能性があるのでしょうか?
日本電気<6701>の第3四半期決算前後の株価動向は?
同社株価は、直近の上昇で25日移動平均線が75日線を上抜けしましていますが、しばらくの間は25日線が75日線の下を横這いで推移し、6,000円付近に位置しています。
では、決算を挟んだ1ヶ月間(1月中旬~2月中旬)で、同社の株価は、例年どのような傾向が見られるのでしょうか?そのデータ分析の結果がこちらです。
※上記グラフは「シナジスタ」の独自システムによるデータ分析による結果です
2000年から2020年の株価の推移を見ると、上昇傾向が7回、下落傾向が13回、変わらずが1回見られます。この数字を見る限り、この時期は下落傾向があることが分かります。
変動幅を見ると、下落時は10%を超えることが13回の中で6回あります。これをふまえると、下落時は大きく下落するリスクがあると読み取れるでしょう。
では、同社の株価は、決算発表前後でどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?
日本電気<6701>の目標株価は?
データ分析によると、ここから株価が以下のような範囲で推移することが予測されます。
【目標株価】
上値目安:6,020円
下値目安:5,110円
※1/18終値5,680円を基準に計算
これまでの株価を分析した結果を見る限り、上昇幅は約6.1%、下落幅は約10.0%と考えられます。よって、上値は「6,020円」、下値は「5,110円」が目標株価と考えられるでしょう。
もし、上値の目安に到達した場合は、1/26の高値6,010円を上回ります。しかし、昨年つけた年初来高値6,260円には到達しません。よって、引き続きこの高値圏での推移が続く可能性があるでしょう。
反対に、下値の目安に到達した場合は、25日、75日移動平均線の両線を大きく下抜けします。そこから一時的な反発があることも考えられますが、トレンドが変わる可能性もあります。
このように同社は、高値圏を推移していますが、やや上値が重たい状況です。反対に、大幅下落の傾向があるので、下値目安にどれだけ近づくかがポイントになるかもしれません。
もし、下値目安付近に推移する場合は、反発の可能性よりもリスク管理として、トレンドの転換を考えて売買を判断したほうが良いかもしれません。
ぜひ、このような情報をもとに、あなたの投資スタンスを決めてみてはいかがでしょうか。
※本記事は2020/1/28時点の株式市場の状況をもとに執筆しました。年初来高値などの更新日や移動平均などの記載については、誤差が生じる場合がございます。予めご了承くださいませ。
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この記事を書いている人
高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ)
トレード歴12年以上の現役ベテラントレーダー。2008年より開始し、過去12年間で11年利益を上げる。相場の値動きの「法則」を発見し、その法則を戦略化したシステムトレードで自己資金を運用中。12年間でたった一度負けがあっただけで、11年間安定的な成績を上げ、堅実に利益を積み上げる。高橋佑輔執筆【eBook(電子書籍)『日本株再入門』】の無料配布はこちらをクリック。
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