イオン<8267>3月から上昇を続け、年末に年初来高値を更新したまま年明けも高値圏を推移中…ここから、どこまで上昇する?
1/13に第3四半期決算発表を迎えたイオン<8267>。昨年のコロナ・ショックから同社は堅調に株価上昇してきました。
昨年年末には年初来高値を更新し、年明け後も引き続き高値圏を維持し3,300円を前後を推移しています。
そのような中、第3四半期決算発表を迎える同社ですが、この発表で株価がどのように推移する可能性があるのでしょうか?
イオン<8267>の第3四半期決算前後の株価動向は?
同社は、一時的な過熱感が漂っているものの、依然として25日移動平均線、75日線ともに右肩上がりで推移中です。株価はその両線の上に位置しています。
そこで、決算を挟んだ1ヶ月間(12月下旬~1月下旬)で、同社の株価は、例年どのような傾向が見られるのでしょうか?そのデータ分析の結果がこちらです。
※上記グラフは「シナジスタ」の独自システムによるデータ分析による結果です
2000年から2019年の株価の推移を見ると、上昇傾向が9回、下落傾向が11回です。この数字を見る限り、ほぼ均衡しているとも読み取れますが、やや下落傾向あると考えたほうが良いかもしれません。
また変動幅は、5回ほど上下に10%以上動いている年があります。しかし、それ以外のほとんど年は5%前後の変動にとどまっています。それを考慮すると、大きく変動する可能性は低いでしょう。
では、同社の株価は、決算発表前後でどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?
イオン<8267>の目標株価は?
データ分析によると、ここから株価が以下のような範囲で推移することが予測されます。
【目標株価】
上値目安:3,289円
下値目安:2,886円
※12/21終値3,095円を基準に計算
これまでの株価を分析した結果を見る限り、上昇幅は約6.2%、下落幅は約6.7%と考えられます。よって、上値は「3,289円」、下値は「2,886円」が目標株価と考えられるでしょう。
もし、上値の目安に到達した場合は、1/12時点の終値よりも下に位置することになります。これを考慮すると、ここから調整が入ると考えられるでしょう。しかし、依然として、25日移動平均線の上には位置するので、再上昇も期待できるでしょう。
反対に、下値の目安に到達した場合は、75日移動平均線を下抜けします。これまでにもこの75日移動平均線を下値抵抗線として反発してきましたが、その流れが変わる可能性が出てくるでしょう。
このように同社は、やや過熱感はあるものの高値圏を推移中です。しかし、これまでのデータを分析する限り、ここでやや下がる可能性があります。
もし、そのとき上値目安付近であれば、再上昇を期待できますが、下値目安に到達すると状況が変わるかもしれません。
そういった意味では、直近の好調さだけを考慮せず、このような動向をもとに売買の意思決定をするのが良いでしょう。ぜひ、このような情報をもとに、あなたの投資スタンスを決めてみてはいかがでしょうか。
※本記事は2020/1/12時点の株式市場の状況をもとに執筆しました。年初来高値などの更新日や移動平均などの記載については、誤差が生じる場合がございます。予めご了承くださいませ。
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この記事を書いている人
高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ)
トレード歴12年以上の現役ベテラントレーダー。2008年より開始し、過去12年間で11年利益を上げる。相場の値動きの「法則」を発見し、その法則を戦略化したシステムトレードで自己資金を運用中。12年間でたった一度負けがあっただけで、11年間安定的な成績を上げ、堅実に利益を積み上げる。高橋佑輔執筆【eBook(電子書籍)『日本株再入門』】の無料配布はこちらをクリック。
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