任天堂<7974>順調に株価が上昇し直近も連日、年初来高値を更新し大幅上昇中…年末にかけて株価どうなる?
11/5に中間決算発表をおこなった任天堂<7974>は、3月の下落から順調に上昇を続け、9月には大台の60,000円台に到達しました。
中間決算直後は値を下げていたものの、その後は続伸し12/16、12/17と連日年初来高値を更新し好調を維持しています。
そのような同社ですが、ここから年末にかけて、どのように推移する可能性があるのでしょうか?
任天堂<7974>年末にかけての株価動向は?
同社は、3/13の年初来安値31,880円まで下げましたが、その後は上昇し、現在は60,000円台の高値圏にあり、年初来安値を連日更新しています。
では、ここから年末にかけて、同社の株価は、例年どのような傾向が見られるのでしょうか?そのデータ分析の結果がこちらです。
※上記グラフは「シナジスタ」の独自システムによるデータ分析による結果です
2000年から2019年の株価の推移を見ると、上昇傾向が10回、下落傾向が10回見られます。この数字を見る限り、上昇と下落が均衡していると考えられるでしょう。ただし、気がかりなのは、直近6年が連続で下落していることでしょう。
変動幅を見ると、10%以上の変動が上下合わせて8回あります。全体からすると割合は小さいですが、大きく動くときと、小さく動くときの差が大きいので、注意が必要でしょう。
では、同社の株価は、ここから年末にかけて株価が推移することが予測されるのでしょうか?
任天堂<7974>の目標株価は?
データ分析によると、ここから株価が以下のような範囲で推移することが予測されます。
【目標株価】
上値目安:61,730円
下値目安:52,180円
※12/1終値57,370円を基準に計算
これまでの株価を分析結果を見る限り、上昇幅は約7.6%、下落幅は約9.0%と考えられます。よって、上値は「61,730円」、下値は「52,180円」が目標株価と考えられるでしょう。
12/17の年初来高値更新で、すでに上値の目安を大幅に超えました。そろそろ25日移動平均線が、75日移動平均線を上抜けしそうですが、過熱感が出てきています。
これを考慮すると、このまま上昇の勢いを期待したいところですが、過度に期待せず、結果的にはこちらの上値目安に落ち着くことも想定したほうが良いかもしれません。
反対に下値の目安に到達した場合は、75日、25日移動平均線の両線を下抜けします。もし、そこからすぐに反発することがなければ、短期的に下落トレンドに転換する可能性があるでしょう。
このように同社は、現在データ分析以上の急上昇を見せています。しかも、過去に最も上昇した約17%の上昇も超えています。これを考慮すると、そのまま勢いを期待したいところですが、やはり過熱感が気になります。
これまでのデータ分析では、一時的にはデータ以上の動きを見せたものの、結果的には近い株価に落ち着いたということが何度もあります。よって、ここは過度な期待はせず、データ分析の結果に落ち着くことを想定しながら売買するのが良いでしょう。
ぜひ、このような情報をもとに、あなたの投資スタンスを決めてみてはいかがでしょうか。
※本記事は2020/12/17時点の株式市場の状況をもとに執筆しました。年初来高値などの更新日や移動平均などの記載については、誤差が生じる場合がございます。予めご了承くださいませ。
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この記事を書いている人
高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ)
トレード歴12年以上の現役ベテラントレーダー。2008年より開始し、過去12年間で11年利益を上げる。相場の値動きの「法則」を発見し、その法則を戦略化したシステムトレードで自己資金を運用中。12年間でたった一度負けがあっただけで、11年間安定的な成績を上げ、堅実に利益を積み上げる。高橋佑輔執筆【eBook(電子書籍)『日本株再入門』】の無料配布はこちらをクリック。
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