伊藤園<2593>12/1第2四半期決算発表。ボックス圏を抜け再上昇しついに年初来高値を更新…年末にかけどこまで上がる?
12/1に第2四半期決算発表を迎える伊藤園<2593>。3月の急落後、すぐに反発し4月中旬には、下落前の水準を上回る6,000円台に到達しました。
その後は、長いボックス圏を推移したものの、再上昇し直近は8,000円台の節目を越え年初来高値を更新しています。
そのような中、第2四半期決算発表を迎える同社ですが、この発表で株価がどのように推移する可能性があるのでしょうか?
伊藤園<2593>の第2四半期決算前後の株価動向は?
同社は、現在長期的に上昇傾向にあるだけでなく、短期的にも上昇傾向にあります。まさに好調に推移しているところです。
では、決算を挟んだ1ヶ月間(11月中旬~12月中旬)で、同社の株価は、例年どのような傾向が見られるのでしょうか?そのデータ分析の結果がこちらです。
※上記グラフは「シナジスタ」の独自システムによるデータ分析による結果です
2000年から2019年の株価の推移を見ると、上昇傾向が11回、下落傾向が9回見られます。この数字を見る限り、やや上昇傾向がありますが、ほぼ均衡しているとも考えられるでしょう。
変動幅を見ると、2001年の10%強の下落、2005年の約20%の上昇以外は、ほぼ上下ともに10%以内での変動幅に留まっています。これを考慮すると、この期間にあまり株価が変動しないと読み取れます。
では、同社の株価は、決算発表前後でどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?
伊藤園<2593>の目標株価は?
データ分析によると、ここから株価が以下のような範囲で推移することが予測されます。
【目標株価】
上値目安:8,540円
下値目安:7,550円
※11/20終値7,990円を基準に計算
これまでの株価を分析結果を見る限り、上昇幅は約6.9%、下落幅は約5.5%と考えられます。よって、上値は「8,540円」、下値は「7,550円」が目標株価と考えられるでしょう。
11/30時点で、すでに上値の目安を超え、年初来高値を更新しています。こうなると、年末にかけ更に上昇する可能性があるでしょう。
ただし、一時的な過熱感が出て利益確定売りに押される可能性も十分に考えられます。よって、売りが先行し、例年通りの傾向に落ち着くことも考えたほうが良いでしょう。
反対に、下値の目安に到達した場合ですが、このときは25日移動平均線の上に位置することになります。それをふまえると、一時的な下落に留める可能性が高いでしょう。
このように同社は、現在とても好調に推移しています。しかしながら、高値圏では推移するものの過熱感により思ったよりも上昇しない可能性があります。
よって、さらなる上昇を期待するものの、上昇一辺倒で考えることなく、例年通りの株価の推移に落ち着くことも考慮すると良いでしょう。
ぜひ、このような情報をもとに、あなたの投資スタンスを決めてみてはいかがでしょうか。
※本記事は2020/11/30(14:00)時点に執筆しました。年初来高値などの更新日や移動平均などの記載については、誤差が生じる場合がございます。予めご了承くださいませ。
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この記事を書いている人
高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ)
トレード歴12年以上の現役ベテラントレーダー。2008年より開始し、過去12年間で11年利益を上げる。相場の値動きの「法則」を発見し、その法則を戦略化したシステムトレードで自己資金を運用中。12年間でたった一度負けがあっただけで、11年間安定的な成績を上げ、堅実に利益を積み上げる。高橋佑輔執筆【eBook(電子書籍)『日本株再入門』】の無料配布はこちらをクリック。
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