ソフトバンクG<9984>11/9第2四半期決算発表。 10/13には年初来高値を更新し、その後調整局面に突入中…再び年初来高値更新の可能性は?
11/9に第2四半期決算発表を迎えたソフトバンクグループ<9984>。コロナ・ショックでは2,600円台まで大きく下げましたが、その後順調に回復し、10/13には年初来高値を更新し7,300円まで上昇しています。
直近は高値を付けた後、いったん調整していますが、6,500円前後に位置しています。現在も高値圏を維持しており、再度上昇を狙える状況です。
そのような中、第2四半期決算発表を迎えた同社ですが、この発表で株価がどのように推移する可能性があるのでしょうか?
ソフトバンクグループ<9984>の第2四半期決算前後の株価動向は?
同社は、高値をつけたあと調整していたことで、現在は25日移動平均線を下抜けし、その25日移動平均線と75日移動平均線の間に位置しています。
では、決算を挟んだ1ヶ月間(10月下旬~11月下旬)で、同社の株価は、例年どのような傾向が見られるのでしょうか?そのデータ分析の結果がこちらです。
※上記グラフは「シナジスタ」の独自システムによるデータ分析による結果です
2000年から2019年の株価の推移を見ると、上昇傾向が11回、下落傾向が9回見られます。この数字を見る限り、ややや上昇傾向にあるように見えますが、ほぼ均衡していると考えて良いでしょう。
変動幅を見ると、過去10%以上の変動が、上昇時下落時合わせて9回ほどあります。直近の変動はそれほど大きくはないものの、全体的には株価が上下に変動しやすい可能性があることには注意が必要でしょう。
では、同社の株価は、決算発表前後でどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?
ソフトバンクグループ<9984>の目標株価は?
データ分析によると、ここから株価が以下のような範囲で推移することが予測されます。
【目標株価】
上値目安:7,963円
下値目安:6,049円
※10/30終値6,793円を基準に計算
これまでの株価を分析結果を見る限り、上昇幅は約17.2%、下落幅は約10.9%と考えられます。よって、上値は「7,963円」、下値は「6,049円」が目標株価と考えられるでしょう。
もし、上値の目安に到達した場合は、年初来高値7,300円を大きく上回ります。そうなると急上昇の影響で反落する可能性に注意が必要でしょう。
反対に、下値の目安に到達した場合は、現在下位にある75日移動平均線を大きくマイナス乖離します。そうなると、節目となる6,000円台を下値抵抗線として、反発する可能性も考えられるでしょう。
このように同社は、上昇下落の変動幅が大きい特徴があります。現在高値圏にあり、やや調整している状況です。これらをふまえると、上下の変動幅が大きいことを想定し、一時的な値動きに左右されないように心構えが必要でしょう。
また、上昇と下落がほぼ均衡していることも考慮すると、ここは様子見をして、不必要にリスクを取りにいかないのも選択肢の一つかもしれません。ぜひ、このような情報をもとにあなたの投資スタンスを決めてみてはいかがでしょうか。
※本記事は2020/11/6時点に執筆しました。年初来高値などの更新日や移動平均などの記載については、誤差が生じる場合がございます。予めご了承くださいませ。
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この記事を書いている人
高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ)
トレード歴12年以上の現役ベテラントレーダー。2008年より開始し、過去12年間で11年利益を上げる。相場の値動きの「法則」を発見し、その法則を戦略化したシステムトレードで自己資金を運用中。12年間でたった一度負けがあっただけで、11年間安定的な成績を上げ、堅実に利益を積み上げる。高橋佑輔執筆【eBook(電子書籍)『日本株再入門』】の無料配布はこちらをクリック。
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