なぜ、10月の株式市場は株価が逆方向に動きやすいのか?

2020/10/17

 

「この銘柄は下がるから、今が利益確定のチャンスだ!」と思って売却したのに、そのあと株価が上昇するという経験をしたことはありますか?

反対に、「この銘柄は上がる!」と思って買ったのに、買った直後に下落し「いつ損切りすれば良いのだろう」という経験をしたことはありますか?

この10月はそのようなことが起きやすい月でもあります。なぜ、そのようなことが起きてしまうのでしょうか?今回は、「なぜ、10月の株式市場は株価が逆方向に動きやすいのか?」を考えながら、その理由を解説します。

 

なぜ、10月は株価が逆方向に動きやすいのか?


このグラフは、10月の月初に各業種の全てを買い付け、月末に売却したときの結果を表したものです。もし、月初に買い付けた株式が、月末に上昇していれば、それは利益になります。反対に、下落していれば、それは損失になります。

これを見ることで、その月に「上昇しやすい業種」と「下落しやすい業種」を把握することができます。その結果が、このグラフです。

シナジスタ:なぜ、10月は株価が逆方向に動きやすいのか?
※上記グラフは「シナジスタ」の独自システムによるデータ分析による結果です

このグラフを見ると一目瞭然ですが、10月は36業種中17業種が下がりやい傾向にあります。反対に上がりやすい傾向のある業種は「15業種」あります。変わらずは「4業種」あります。

この10月は上昇しやすい業種と下落しやすい業種が、ほぼ半々であることが確認できます。つまり、これが、私たち個人投資家にとって、安易に銘柄選定をすると、株価が逆方向に動きやすいと考えられます。

特にこの10月は、株式市場全体で見ると勝率が5割を切り、全体的には下落傾向があります。そのような中、半々で業種が上昇下落するという複雑傾向なのが、この10月と考えられます。

もちろん、これにはファンダメンタルの要因など様々な要因で、このような傾向があると考えられるでしょう。

ただし、その本当の要因を掴むことは、よほどの専門家でない限り、非常に難しいと考えられます。だからこそ、そのような要因を調べて株価を予測するよりも、データ分析を使って「毎年の傾向を把握する」ほうが、株価の動きをつかみやすいでしょう。

 

10月に上昇しやすい業種~TOP3~


では、その上昇傾向のある業種は、具体的にどのような業種なのでしょうか。以下は、その中で上昇しやすい業種のトップ3です。

1位:自動車
2位:不動産
3位:機械

ただし、注意点があります。それは上昇幅がそれほど大きくないことです。1位の自動車、2位の不動産でも10%前後の上昇にとどまっています。3位以下は、大きくても7%程度にとどまっています。

つまり、上昇しやすいといっても大きく上昇するわけではないことが分かります。これをふまえると、小さな利益を狙いにいく戦略が良いかもしれません。

例えば、「5%前後まで上昇したら利益確定し、次の銘柄を買い付ける」など、何らかの投資基準に沿って、売買するのが良いでしょう。

 

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この記事を書いている人

高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ) 高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ)
トレード歴12年以上の現役ベテラントレーダー。2008年より開始し、過去12年間で11年利益を上げる。相場の値動きの「法則」を発見し、その法則を戦略化したシステムトレードで自己資金を運用中。12年間でたった一度負けがあっただけで、11年間安定的な成績を上げ、堅実に利益を積み上げる。高橋佑輔執筆【eBook(電子書籍)『日本株再入門』】の無料配布はこちらをクリック

 

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