セブン&アイHD<3382>10/8第2四半期決算発表。一時回復するも再び8月に大きく失速し株価低迷中…決算発表で低迷から抜け出す可能性は?
10/8に第2四半期決算発表を迎えるセブン&アイホールディングス<3382>。コロナ・ショックにより4,000円台から、3,000円台前半まで下落し、6月に4,000円台手前まで回復も再度下落しています。
8/3には、大きく窓を開けて急落するなど、不安要素が多い中、第2四半期決算を迎えます。この発表で株価がどのように推移する可能性があるのでしょうか?
セブン&アイホールディングス<3382>の第2四半期決算前後の株価動向は?
同社は、下降する75日移動平均線の下に25日移動平均線が同様に右肩下がりに推移してます。そして、現在の株価はこの25日線の前後を推移しています。
では、決算を挟んだ1ヶ月間(9月中旬~10月中旬)で、同社の株価は、例年どのような傾向が見られるのでしょうか?そのデータ分析の結果がこちらです。
※上記グラフは「シナジスタ」の独自システムによるデータ分析による結果です
2006年から2019年の株価の推移を見ると、上昇傾向が8回、下落傾向が6回見られます。この数字を見る限り、やや上昇傾向があると考えられるでしょう。
しかしながら、変動幅を見ると、2019年に約10%の上昇をしたとき以外は、6%未満、もしくは2%未満の小幅な上昇にとどまっています。その反面、下落時は4~5%の下落が4回見られます。
この数字を見る限り、いっけん上昇傾向があるように見られますが、詳細を見ると下落のリスクも十分に考慮しなければならないでしょう。
では、同社の株価は、決算発表前後でどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?
セブン&アイホールディングス<3382>の目標株価は?
データ分析によると、ここから株価が以下のような範囲で推移することが予測されます。
【目標株価】
上値目安:3,463円
下値目安:3,230円
※9/23終値3,363円を基準に計算
これまでの株価を分析結果を見る限り、上昇幅は約2.9%、下落幅は約3.9%と考えられます。よって、上値は「3,463円」、下値は「3,230円」が目標株価と考えられるでしょう。
もし、上値の目安に到達した場合は、75日移動平均線を上抜けします。その場合は短期的に上昇トレンドに入る可能性があるでしょう。反対に、下値の目安に到達した場合は、継続して下落傾向になる可能性があるでしょう。
以上をふまえると、同社はなかなか低迷を脱するのが難しい状況にあるかもしれません。そういった意味では、上値の目安に到達し短期的な上昇傾向を期待するよりも、様子見をするのが良いでしょう。ぜひ、このような情報をもとに、あなたの投資スタンスを決めてみてはいかがでしょうか。
※本記事は2020/10/6時点に執筆しました。年初来高値などの更新日や移動平均などの記載については、誤差が生じる場合がございます。予めご了承くださいませ。
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この記事を書いている人
高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ)
トレード歴12年以上の現役ベテラントレーダー。2008年より開始し、過去12年間で11年利益を上げる。相場の値動きの「法則」を発見し、その法則を戦略化したシステムトレードで自己資金を運用中。12年間でたった一度負けがあっただけで、11年間安定的な成績を上げ、堅実に利益を積み上げる。高橋佑輔執筆【eBook(電子書籍)『日本株再入門』】の無料配布はこちらをクリック。
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