キューピー<2809>10/1第3四半期決算発表。コロナ・ショックから回復の兆しを見せたものの再び失速…決算発表で株価上昇の可能性は?
10/1に第3四半期決算発表を迎えたキューピー<2809>。2020年以前は長期的に緩やかな下落傾向にあり、そうした中をコロナ・ショックを受け急落しました。
その後、反発するも再び安値圏を推移しています。そのような中、第3四半期決算を迎えた同社ですが、この発表で株価がどのように推移する可能性があるのでしょうか?
キューピー<2809>の第3四半期決算前後の株価動向は?
同社は、コロナ・ショックから回復の兆しを見せたものの失速し、再び2,000円を前後を推移しています。
では、決算を挟んだ1ヶ月間(9月中旬~10月中旬)で、同社の株価は、例年どのような傾向が見られるのでしょうか?そのデータ分析の結果がこちらです。
※上記グラフは「シナジスタ」の独自システムによるデータ分析による結果です
2000年から2019年の株価の推移を見ると、上昇傾向が13回、下落傾向が7回見られます。この数字を見る限り、上昇傾向があると読み取れます。
変動幅を見ると、10%以上上昇している年もありますが、全体的には上下ともに5%前後にとどまっています。これらをふまえると、決算発表を機に株価が大きく上下する可能性は低いと考えられるでしょう。
では、同社の株価は、決算発表前後でどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?
キューピー<2809>の目標株価は?
データ分析によると、ここから株価が以下のような範囲で推移することが予測されます。
【目標株価】
上値目安:2,196円
下値目安:2,003円
※9/16終値2,090円を基準に計算
これまでの株価を分析結果を見る限り、上昇幅は約5.0%、下落幅は約4.1%と考えられます。よって、上値は「2,196円」、下値は「2,003円」が目標株価と考えられるでしょう。
もし上値目安に到達した場合、現在短期的に上昇はしているものの、それほど大きな上昇にはならないでしょう。反対に、安値目安に到達した場合、25日移動平均線を下抜けします。そうなった場合、短期的上昇傾向が転換する可能性があるでしょう。
以上のことをふまえると、直近は短期的に上昇しているものの、それほど大きく上昇する可能性は低いと考えるのが良いでしょう。また、下落した場合はトレンドの転換が想定されます。ぜひ、このような情報をふまえて、あなたの投資スタンスを決めてみてはいかがでしょうか。
※本記事は2020/10/1時点に執筆しました。年初来高値などの更新日や移動平均などの記載については、誤差が生じる場合がございます。予めご了承くださいませ。
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この記事を書いている人
高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ)
トレード歴12年以上の現役ベテラントレーダー。2008年より開始し、過去12年間で11年利益を上げる。相場の値動きの「法則」を発見し、その法則を戦略化したシステムトレードで自己資金を運用中。12年間でたった一度負けがあっただけで、11年間安定的な成績を上げ、堅実に利益を積み上げる。高橋佑輔執筆【eBook(電子書籍)『日本株再入門』】の無料配布はこちらをクリック。
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