西松屋チェーン<7545>9/30第2四半期決算発表。直近も年初来高値を更新し、勢いをつけたまま推移中…株価どこまで上がる?
9/30に第2四半期決算発表を迎えた西松屋チェーン<7545>。3月に年初来安値623円まで下げたものの、すぐにリバウンドを開始し、6月には下落前の水準を回復しました。
その後も調整を繰り返しながら、年初来高値を更新する勢いで上昇しています。そのように好調な中、第2四半期決算を迎えた同社ですが、この発表で株価がどのように推移する可能性があるのでしょうか?
西松屋チェーン<7545>の第2四半期決算前後の株価動向は?
同社は、直近でも年初来高値を更新し、さらに上昇しそうな展開です。ただし、その一方で、急遽後に調整局面に入る傾向も見られます。
では、決算を挟んだ1ヶ月間(9月中旬~10月中旬)で、同社の株価は、例年どのような傾向が見られるのでしょうか?そのデータ分析の結果がこちらです。
※上記グラフは「シナジスタ」の独自システムによるデータ分析による結果です
2000年から2019年の株価の推移を見ると、上昇傾向が11回、下落傾向が9回見られます。この数字を見る限り、やや上昇傾向があるようにも見えますが、ほぼ均衡しているとも読み取れるでしょう。
ただし、特筆すべきなのが、2010年以降は下落傾向が強いということでしょう。全体を見れば、均衡していますが、直近が下落傾向にあるのは気がかりです。
変動幅を見ると、上昇時は比較的大幅ですが、下落時は一度だけ10%以上があっただけで、5%程度の下落にとどまっています。しかしながら、直近の傾向をふまえると、あまり楽観視しないほう良いかもしれません。
では、同社の株価は、決算発表前後でどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?
西松屋チェーン<7545>の目標株価は?
データ分析によると、ここから株価が以下のような範囲で推移することが予測されます。
【目標株価】
上値目安:1,376円
下値目安:1,183円
※9/16終値1,241円を基準に計算
ここれまでの株価を分析結果を見る限り、上昇幅は約10.8%、下落幅は約4.7%と考えられます。よって、上値は「1,376円」、下値は「1,183円」が目標株価と考えられるでしょう。
ただし、9月下旬時点で年初来高値を更新し、すでに上値の目安を越えています。これを考慮すると、過去に起きたように一時的15~20%の上昇の可能性もあるかもしれません。
しかしながら、直近の傾向では急騰後に調整が入ることも見られるので、決算前後の1ヶ月間全体でみると、上記の上値と下値の目安に収まる可能性もあるでしょう。
仮に再び調整が入り、下値の目安に75日移動平均線に接近します。そうなると短期的にトレンドが転換するかもしれません。
このように同社は、好調に推移しているように見えますが、ここ数年の傾向や下値の目安がトレンドの転換になりかねない状況です。
それをふまえると、上昇一辺倒で考えることなく、下落リスクも十分にふまえながら、あなたの投資スタンスを決めるのが良いのではないでしょうか。
※本記事は2020/9/29時点に執筆しました。年初来高値などの更新日や移動平均などの記載については、誤差が生じる場合がございます。予めご了承くださいませ。
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この記事を書いている人
高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ)
トレード歴12年以上の現役ベテラントレーダー。2008年より開始し、過去12年間で11年利益を上げる。相場の値動きの「法則」を発見し、その法則を戦略化したシステムトレードで自己資金を運用中。12年間でたった一度負けがあっただけで、11年間安定的な成績を上げ、堅実に利益を積み上げる。高橋佑輔執筆【eBook(電子書籍)『日本株再入門』】の無料配布はこちらをクリック。
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