イオン<8267>株主優待8月末権利確定。25日・75日移動平均線ともに右肩上がりに推移中…権利確定日で株価もっと上がる?
8/19に年初来高値を更新したイオン<8267>。その好調さを維持し、現在高値圏で推移中です。
そのような中、「株主優待」の権利確定の8月末を迎えます。株主優待で人気の銘柄は、これを狙った買いが入ることで、株価に動きが見られます。
同社はこの株主優待の権利確定前後で、株価はどのように推移するのでしょうか?
イオン<8267>の優待権利確定前後の株価動向は?
では、権利日前後10日間(8月下旬~9月初旬)で、同社の株価は、例年どのような傾向が見られるのでしょうか?そのデータ分析の結果がこちらです。
※上記グラフは「シナジスタ」の独自システムによるデータ分析による結果です
2000年から2019年の株価の推移を見ると、上昇は9回、下落は9回、変わらずが2回見られます。この数字を見る限り、権利確定後に株価はどちらにも動く可能性があると考えられるでしょう。
変動幅に注目すると、下落時よりも上昇時のほうが変動幅が大きいことが確認できます。これらのふまえると、上昇時の変動幅は大きくなる可能性はあるものの、株価が上がるか下がるかは全く分からないと言えるでしょう。
イオン<8267>の権利確定後の株価は?
データ分析によると、ここから株価が以下のような範囲で推移することが予測されます。
【予想変動幅(率)】-2.7%~5.2%
これまでの株価を分析結果を見る限り、上昇幅は約5.2%、下落幅は約2.7%と考えられます。よって、現在の株価(8/21終値2689.5円)で計算した場合、権利確定後には「2614.5円~2831円」の範囲で変動する可能性があります。
現在、同社は、右肩上がりの75日移動平均線の上を、同様に25日移動平均線が推移しています。また、その上を株価が推移し、好調さを維持していることが読み取れます。
このまま好調を維持することを前提にすると、現在よりも更に株価が上昇する可能性があるでしょう。その場合は、上記の予想変動幅を考慮しながら売買のタイミングを検討すると良いかもしれません。
このように、株主優待銘柄もデータ分析することで、買いどきや売りどきを戦略的に考えることができます。ぜひ、このような株価動向を掴んで、あなたの投資スタンスを判断してはいかがでしょうか。
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この記事を書いている人
高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ)
トレード歴12年以上の現役ベテラントレーダー。2008年より開始し、過去12年間で11年利益を上げる。相場の値動きの「法則」を発見し、その法則を戦略化したシステムトレードで自己資金を運用中。12年間でたった一度負けがあっただけで、11年間安定的な成績を上げ、堅実に利益を積み上げる。高橋佑輔執筆【eBook(電子書籍)『日本株再入門』】の無料配布はこちらをクリック。
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