ソフトバンクG<9984>第1四半期決算発表。3月年初来安値から順調に回復し、直近で年初来高値更新し、さらに上昇中…再び年初来高値更新の可能性は?
8/11に第1四半期決算発表を迎えたソフトバンクグループ<9984>。コロナ・ショックでは年初来安値「2,609.5円(3/19)」をつけたものの、すぐにリバウンドを開始しました。そして、6月には下落前の株価水準を回復し、その後も上昇を続けています。8/4には「7,077円」の年初来高値を更新しました。
そのような中、第1四半期決算を迎えた同社ですが、この発表で株価がどのように推移する可能性があるのでしょうか?
ソフトバンクグループ<9984>の第1四半期決算前後の株価動向は?
ソフトバンクグループは、現在6,000円台の高値圏を推移し、右肩上がりの75日移動平均線と25日移動平均線の上に位置しています。
では、決算を挟んだ1ヶ月間(7月下旬~8月下旬)で、同社の株価は、例年どのような傾向が見られるのでしょうか?そのデータ分析の結果がこちらです。
※上記グラフは「シナジスタ」の独自システムによるデータ分析による結果です
2000年から2019年の株価の推移を見ると、上昇傾向が9回、下落傾向が11回見られます。この数字を見る限り、やや下落傾向があると考えられますが、ほぼ均衡しているとも読み取れます。
変動幅を見ると、上下ともに5%以内の変動だった年が6回であるのに対し、10%以上変動したのが8回あります。つまり、ここからは上下ともに株価が大きく変動する傾向があると読み取れるでしょう。
では、同社の株価は、決算発表前後でどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?
ソフトバンクグループ<9984>の目標株価は?
データ分析によると、ここから株価が以下のような範囲で推移することが予測されます。
【目標株価】
上値目安:7,281円
下値目安:6,059円
※2020年7/28終値6,645円を基準に計算
これまでの株価を分析結果を見る限り、上昇幅は約9.5%、下落幅は約8.8%と考えられます。よって、上値は「7,281円」、下値は「6,059円」が目標株価と考えられるでしょう。この数字を見ても、株価の変動幅が大きいことが分かります。
なお、上値目安に到達すると、年初来高値を更新します。そうなった場合、好調な株価にさらに新しい展開が期待でるかもしれません。反対に、下値目安に到達すると、25日移動平均線を下抜けすることになります。そうなると、短期的に調整局面に入り、これまでとは違った推移になると考えられるでしょう。
このように同社は、株価が大きく変動しやすい特長があります。また、現状では上下のどちらに動いても、目安の株価に到達することになり、新たな展開が考えられます。そういった意味では、このようなデータ分析の結果をふまえて、あなたの投資スタンスを決めると良いでしょう。
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この記事を書いている人
高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ)
トレード歴12年以上の現役ベテラントレーダー。2008年より開始し、過去12年間で11年利益を上げる。相場の値動きの「法則」を発見し、その法則を戦略化したシステムトレードで自己資金を運用中。12年間でたった一度負けがあっただけで、11年間安定的な成績を上げ、堅実に利益を積み上げる。高橋佑輔執筆【eBook(電子書籍)『日本株再入門』】の無料配布はこちらをクリック。
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