NTTドコモ<9437>第1四半期決算発表。コロナショック後年初来高値更新も失速しボックス圏を推移中…決算発表で株価上昇の可能性は?
8/3に第1四半期決算発表を迎えたNTTドコモ<9437>。3/13に年初来安値「2,700円」をつけましたがリバウンドし、3/27には「3,475円」の年初来高値を更新しました。
しかし、その後失速し、現在は3,000円台付近にいます。そのような中、第1四半期決算を迎えた同社ですが、この発表で株価がどのように推移する可能性があるのでしょうか?
NTTドコモ<9437>の第1四半期決算前後の株価動向は?
同社は、現在短期的なボックス圏内での推移し、方向性に乏しい状態が続いています。現在は3,000円付近を上下し75日移動平均線と25日移動平均線の間付近を動いています。
では、決算を挟んだ1ヶ月間(7月下旬~8月下旬)で、同社の株価は、例年どのような傾向が見られるのでしょうか?そのデータ分析の結果がこちらです。
※上記グラフは「シナジスタ」の独自システムによるデータ分析による結果です
2000年から2019年の株価の推移を見ると、上昇傾向が12回、下落傾向が7回、変わらずが1回見られます。この数字を見る限り、上昇傾向があると考えられるでしょう。
また、変動幅に注目すると、上昇時は10%近い変動が5回あり、下落時は2000年と2007年を除き、5%未満の下落が確認できます。このデータを見ても、同社は上昇傾向があると考えられるでしょう。
では、同社の株価は、決算発表前後でどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?
NTTドコモ<9437>の目標株価は?
データ分析によると、ここから株価が以下のような範囲で推移することが予測されます。
【目標株価】
上値目安:3,168.0円
下値目安:2,871.5円
※2020年7/27終値3,000円を基準に計算
これまでの株価を分析結果を見る限り、上昇幅は約5.6%、下落幅は約4.2%と考えられます。よって、上値は「3,168.0円」、下値は「2,871.5円」が目標株価と考えられるでしょう。この数字を見る限り、上昇傾向があるものの、それほど大きな変動がないことが読み取れます。
なお、上値目安に到達した場合は、直近のボックス圏を上抜けすることになり、その後新たな展開が起きる可能性があるでしょう。反対に下値目安に到達した場合は、直近の安値よりは上に位置するので、このままの推移が継続すると考えられるでしょう。ぜひ、このような情報をふまえて、あなたの投資スタンスを決めてみてはいかがでしょうか。
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この記事を書いている人
高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ)
トレード歴12年以上の現役ベテラントレーダー。2008年より開始し、過去12年間で11年利益を上げる。相場の値動きの「法則」を発見し、その法則を戦略化したシステムトレードで自己資金を運用中。12年間でたった一度負けがあっただけで、11年間安定的な成績を上げ、堅実に利益を積み上げる。高橋佑輔執筆【eBook(電子書籍)『日本株再入門』】の無料配布はこちらをクリック。
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