日本電気<6701>第1四半期決算発表。連日年初来高値を更新し決算発表目前まで好調に推移中…決算発表で再び年初来高値の可能性は?
7/31に第1四半期決算発表を迎えた日本電気<6701>。2018年以前までは、3,000円台を前後して横這いでの推移を続けていましたが、2019年に入り徐々に上昇を開始し、2020年年初には、5,000円台に到達。
コロナ・ショックで下落したものの2か月で下落前の水準を回復しました。その後も上昇を続け、連日年初来高値を更新中です。
そのような中、第1四半期決算を迎えた同社ですが、この発表で株価がどのように推移する可能性があるのでしょうか?
日本電気<6701>の第1四半期決算前後の株価動向は?
同社は、現在堅調に推移しており、連日年初来高値を更新し好調です。では、決算を挟んだ1ヶ月間(7月中旬~8月中旬)で、同社の株価は、例年どのような傾向が見られるのでしょうか?そのデータ分析の結果がこちらです。
※上記グラフは「シナジスタ」の独自システムによるデータ分析による結果です
2000年から2019年の株価の推移を見ると、上昇傾向が8回、下落傾向が12回見られます。この数字を見る限り、下落傾向があると考えられるでしょう。
また、変動幅に注目すると、上昇幅の割合よりも下落幅の割合のほうが大きい傾向があります。過去の最大下落幅は20%を越えています。このデータを見る限り、決算発表前後で株価が比較的大きく変動する可能性があると考えられます。
では、同社の株価は、決算発表前後でどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?
日本電気<6701>の目標株価は?
データ分析によると、ここから株価が以下のような範囲で推移することが予測されます。
【目標株価】
上値目安:6,160円
下値目安:5,320円
※2020年7/20終値5,790円を基準に計算
これまでの株価を分析結果を見る限り、上昇幅は約6.3%、下落幅は約8.1%と考えられます。よって、上値は「6,160円」、下値は「5,320円」が目標株価と考えられるでしょう。この数字を見ても、変動幅が大きいことが分かります。
現在同社の株価は好調なだけに、ここからの上昇を期待したいところですが、データ分析の結果は下落傾向があります。また、過去に下落したときの下落幅が大きいので、この点は注意しながら売買するのが良いでしょう。
このように、一見好調に見える株価でも、過去の動向を調べることで、全く違う側面から考えることができます。そうすることで、これまで見えていなかった側面が見え、あなたの投資スタンスがより精度の高いものになるのではないでしょうか。ぜひ、このような情報もご参考に、あなたの投資スタンスを決めてみましょう。
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この記事を書いている人
高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ)
トレード歴12年以上の現役ベテラントレーダー。2008年より開始し、過去12年間で11年利益を上げる。相場の値動きの「法則」を発見し、その法則を戦略化したシステムトレードで自己資金を運用中。12年間でたった一度負けがあっただけで、11年間安定的な成績を上げ、堅実に利益を積み上げる。高橋佑輔執筆【eBook(電子書籍)『日本株再入門』】の無料配布はこちらをクリック。
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