パソナグループ<2168>7/17本決算発表。コロナ・ショック後ゆるやかに回復も直近株価低迷中…本決算発表で株価が大きく動く可能性は?
7/17に本決算発表を迎えるパソナグループ<2168>。2018年1月に2,000円台前半の高値をつけていましたが、コロナ以前の水準1,500円前後まで徐々に下落してきました。そして、コロナ・ショックでは一時700円以下まで下落しました。
現在は1,200円前後までまで回復しましたが、上昇の気配がないまま横這いで推移しています。そのような中、本決算発表を迎える同社ですが、この発表で株価がどのように推移する可能性があるのでしょうか?
パソナグループ<2168>の本決算前後の株価動向は?
コロナ・ショックの大幅下落から6月には1300円台まで回復しましたが、その後一段下げて、現在は1,200円を前後して推移しています。一時上向いていた25日移動平均線もやや下向きに変化しつつあります。今後25日線が、75日移動平均線を下抜けすると、下落に動く可能性があります。
このような中、同社は本決算発表を迎えます。では、決算を挟んだ1ヶ月間(7月上旬~8月初旬)で、同社の株価は、例年どのような傾向が見られるのでしょうか?そのデータ分析の結果がこちらです。
※上記グラフは「シナジスタ」の独自システムによるデータ分析による結果です
2008年から2019年の株価の推移を見ると、上昇傾向が5回、下落傾向が7回見られます。この数字を見る限り、やや下落傾向があると考えられるでしょう。変動幅を見ると、10%を超えるのが2回、10%付近が1回あります。その他は比較的小さな変動にとどまっています。
このデータをみる限り、株価は大きく変動するときはするが、変動しないときはしないという動向が読み取れるでしょう。もし、これが下落に動くとなると、リスクがあるとも考えられます。
では、同社の株価は、決算発表前後でどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?
パソナグループ<2168>の目標株価は?
データ分析によると、ここから株価が以下のような範囲で推移することが予測されます。
【目標株価】
上値目安:1,251円
下値目安:1,089円
※2020年7/3終値1,144円を基準に計算
これまでの株価を分析結果を見る限り、上昇幅は約9.3%、下落幅は約4.7%と考えられます。よって、上値は「1,251円」、下値は「1,089円」が目標株価と考えられるでしょう。
それほど大きなレンジでの推移ではありませんが、これはデータ分析の結果ですので、さらにこのレンジを越える可能性はあります。
ただし、これはあくまでも平均をとった場合の目安です。同社は、変動が大きいときは大きく、小さいときは小さいので、もし大きく動くときは、この範囲をこえることを想定したほうが良いでしょう。
特に直近は、25日移動平均線と75日移動平均線の幅が狭まりつつあり、今後25日線が75日線を下抜けする可能性があります。その場合は、短期的に下落トレンドに突入する可能性があります。
以上をふまえると、同社はやや下落のリスクに比重を置きながら売買すると良いと考えられます。特に直近は、移動平均線の動向が気になるところです。ぜひ、このような情報をもとに、あなたの投資スタンスを決めてはいかがでしょうか。
このような分析をすることで、個人投資家が難しいと感じる「売り(損切り・利益確定)のタイミング」や「買いのタイミング」を具体的に知ることができます。もし、あなたも実際に有効な「売買のタイミング」を習得したいなら、こちらのeBook(電子書籍)『日本株再入門』を今すぐお読みください。
実際に有効な「売買のタイミング」を学びませんか?【無料】でeBook(電子書籍)を受取るにはこちらをクリック
【無料】でeBook(電子書籍)『日本株再入門』を受け取るには、今すぐこちらをクリックしてください。
この記事を書いている人
高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ)
トレード歴12年以上の現役ベテラントレーダー。2008年より開始し、過去12年間で11年利益を上げる。相場の値動きの「法則」を発見し、その法則を戦略化したシステムトレードで自己資金を運用中。12年間でたった一度負けがあっただけで、11年間安定的な成績を上げ、堅実に利益を積み上げる。高橋佑輔執筆【eBook(電子書籍)『日本株再入門』】の無料配布はこちらをクリック。
【高橋佑輔の関連記事】