ファーストリテイリング<9983>7/9第3四半期決算発表。3月の年初来安値更新から徐々に回復中だが直近横ばい状態…決算発表で株価どうなる?
7/9に第3四半期決算発表を迎えるファーストリテイリング<9983>。昨年は一時70,000円台の高値をつけるなど高値圏での推移していた同社ですが、コロナ・ショックにより3/19には年初来安値となる「39,910円」をつけ、大きく下落しました。
現在は徐々に回復し、60,000円台を推移しています。このあと、第3四半期決算をを迎える同社ですが、この発表で株価がどのように推移する可能性があるのでしょうか?
ファーストリテイリング<9983>の第3四半期決算前後の株価動向は?
コロナ・ショック後の上昇により、75日・25日移動平均線ともに上向いていますが、直近調整が入っていたことで、現在は25日移動平均線付近を推移しています。昨年の70,000円手前での推移と比べると、一段低い位置にありますが、この第3四半期決算を前に横這いの状態が続いています。
このような中、同社は間もなく第3四半期決算発表を迎えます。では、決算を挟んだ1ヶ月間(6月下旬~7月下旬)で、同社の株価は、例年どのような傾向が見られるのでしょうか?そのデータ分析の結果がこちらです。
※上記グラフは「シナジスタ」の独自システムによるデータ分析による結果です
2000年から2019年の株価の推移を見ると、上昇傾向が10回、下落傾向が10回見られます。この数字を見る限り、上昇と下落傾向の確率が半々と考えられるでしょう。
そこで株価の変動幅を見ると、上昇時に10%以上推移したのが6回、下落時に10%以上推移したのが2回あります。一方、5%未満での推移の年は7回でした。
このデータを見る限り、他の銘柄と比較して、決算発表前後に株価が大きく変動する可能性があると考えられるでしょう。
ファーストリテイリング<9983>の目標株価は?
データ分析によると、ここから株価が以下のような範囲で推移することが予測されます。
【目標株価】
上値目安:69,479円
下値目安:57,719円
※2020年6/25終値62,090円を基準に計算
これまでの株価を分析結果を見る限り、上昇幅は約11%、下落幅は約7%と考えられます。よって、上値は「69,479円」、下値は「57,719円」が目標株価と考えられるでしょう。
この数字を見ても、比較的大きく株価が変動していることが読み取れます。上昇の場合は10%を超え、下落も7%なので変動リスクが大きいと考えられるでしょう。
特に同社は、データ分析を見る限り、上昇する確率と下落する確率が半々なので、注意が必要かもしれません。上昇に当たれば良いですが、反対に下落した場合は、10%以上の下落を想定しておかなければならないでしょう。
以上をふまえると、このデータ分析をふまえて売買するのも良いですが、不要なリスクを取りに行かず、売買しないのも賢明な選択かもしれません。
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この記事を書いている人
高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ)
トレード歴12年以上の現役ベテラントレーダー。2008年より開始し、過去12年間で11年利益を上げる。相場の値動きの「法則」を発見し、その法則を戦略化したシステムトレードで自己資金を運用中。12年間でたった一度負けがあっただけで、11年間安定的な成績を上げ、堅実に利益を積み上げる。高橋佑輔執筆【eBook(電子書籍)『日本株再入門』】の無料配布はこちらをクリック。
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