ニトリHD<9843>6/25第1四半期決算発表。直近も年初来高値を更新し、大台の20,000円へ突入…決算発表で株価もっと上昇する?
6/25に第1四半期決算発表を迎えるニトリホールディングス<9843>。コロナ・ショック直前までは、17,000円台を前後してやや横這いに推移していましたが、3/13には「12,725円」の年初来安値をつけました。
その後、大きくリバウンドを続け、下落前の水準を上回り連日年初来高値を更新をし、6/2には20,000円台を越えました。絶好調な展開を迎えている同社ですが、今後どのような展開が予想できるでしょうか?
ニトリホールディングス<9843>の第1四半期決算前後の株価動向は?
昨年の前半は14,000円台を前後して推移し夏を前に緩やかに下降していましたが、その後、2019年末にかけて堅調に推移し、17,000円台まで上昇しました。さらなる上値を伺う横這いでの状態でしたが、コロナショックにより急落。しかし、すぐにリバウンドしてからは、現在まで上昇を続けています。
同社は、大きく上昇していることで、過熱感が高まっている状況ではありますが、このあと第1四半期決算発表を迎えます。では、決算を挟んだ1ヶ月間(6月中旬~7月中旬)で、同社の株価は、例年どのような傾向が見られるのでしょうか?そのデータ分析の結果がこちらです。
※上記グラフは「シナジスタ」の独自システムによるデータ分析による結果です
2003年から2019年の株価の推移を見ると、上昇傾向が12回、下落傾向が4回、変わらずが1回見られます。この数字を見る限り、上昇傾向が強いと考えられるでしょう。中でも、5%以上の上昇が8回見られるのは特徴的でしょう。
ただし、直近の2017年、2018年に10%以上の下落が見られるは注意点かもしれません。第1四半期決算後に上昇傾向は見られるものの、直近の下落も考慮したほうが良いでしょう。
では、同社の株価は、決算発表前後でどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?
ニトリホールディングス<9843>の目標株価は?
データ分析によると、ここから株価が以下のような範囲で推移することが予測されます。
【目標株価】
上値目安:20,560円
下値目安:17,650円
※2020年6/15終値19,085円を基準に計算
これまでの株価を分析結果を見る限り、上昇幅は約7.7%、下落幅は約7.5%と考えられます。よって、上値は「20,560円」、下値が「17,650円」が目標株価と考えられるでしょう。
もし、上値の目安に到達すると先日の年初来高値を更新することになります。もしその場合は、更に上昇する可能性があるでしょう。反対に、下落した場合は、コロナ・ショック前の水準に戻ることになります。その場合は、再び同水準を推移する可能性があるでしょう。
以上のデータ分析の結果をふまえると、決算発表後も上昇する可能性が高いですが、やや過熱感が高まっているところが気になります。そういった意味では、直近の勢いにとらわれることなく、株価が上下のどちらにも動くことを想定し、あなたの投資スタンスを決めると良いのではないでしょうか。
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この記事を書いている人
高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ)
トレード歴12年以上の現役ベテラントレーダー。2008年より開始し、過去12年間で11年利益を上げる。相場の値動きの「法則」を発見し、その法則を戦略化したシステムトレードで自己資金を運用中。12年間でたった一度負けがあっただけで、11年間安定的な成績を上げ、堅実に利益を積み上げる。高橋佑輔執筆【eBook(電子書籍)『日本株再入門』】の無料配布はこちらをクリック。
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