鳥貴族<3193>6/5第3四半期決算発表。コロナ・ショック下落後反発は弱く、下落前水準まで回復せず…ようやく上向きの株価、決算発表でどうなる?
6/5に第3四半期決算発表を迎える鳥貴族<3193>。コロナ・ショック直前までは、2019年年末からの流れで2,500円前後の高値圏を推移し、その後、3/17に安値「1,562円」まで下落。反発は小さく再度下向きとなり、4/3には年初来安値「1,190円」まで下げました。
しかし、まだ大きな反発がないものの、徐々に上昇へと転じているようにも見受けられます。間もなく、決算発表を迎える同社ですが、この発表前後で株価がどのように推移する可能性があるのでしょうか?
鳥貴族<3193>の第3四半期決算前後の株価動向は?
鳥貴族<3193>は、2018年の緩やかな下落をうけ2019年は上昇しましたが、2018年年初の水準には回復しませんでした。2020年は引き続き高値圏に向けた上昇が期待されましたが、コロナ・ショックを迎え遅い回復となっています。
間もなく第3四半期決算発表を迎える同社ですが、決算を挟んだ1ヶ月間(5月上旬~6月上旬)の株価は、例年どのような傾向が見られるのでしょうか?そのデータ分析の結果がこちらです。
※上記グラフは「シナジスタ」の独自システムによるデータ分析による結果です
2015年から2019年の株価の推移を見ると、上昇傾向が4回、下落傾向が1回見られます。この数字を見る限り、どちらかというと上昇傾向が強いことが分るでしょう。ただし、2015年からの3年間は順調に推移していたものの、2018年、2019年と失速ぎみにも捉えられます。
このデータ分析を見る限り、第3四半期決算発表によって、株価が大きく上昇することはないと考えられるでしょう。では、同社の株価は、決算発表前後でどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?
鳥貴族<3193>の目標株価は?
データ分析によると、ここから株価が以下のような範囲で推移することが予測されます。(5年分のデータなのであくまでも目安としてご参考ください)
【目標株価】
上値目安:1,838円
下値目安:1,675円
※2020年5/15終値1,710円を基準に計算
これまでの株価を分析結果を見る限り、上昇幅は約7.4%、下落幅は約1.9%と考えられます。よって、上値は「1,838円」、下値が「1,675円」が目標株価と考えられるでしょう。なお、上昇した場合ですが、直近の高値に到達したいので、上値は重たいと考えられます。反対に、下値に到達した場合は、そのまま横ばいが続くでしょう。
今回のデータ分析はデータ量が少ないので、あくまでも参考の分析結果です。しかしながら、これは決して役に立たないという意味ではなく、「まだ、この結果が傾向か分からない」と捉えることもできます。
つまり、これにより「まだ傾向が分からないなら、ムリに売買しない」という選択も取れるのではないでしょうか。
もちろん、これらの情報をもとに売買を前提とした投資判断をすることもできるでしょう。ただし、いずれの場合でも、このようなデータ分析の結果を持っているか、それとも持っていないかで、あなたの投資効率が大きく変わるのではないでしょうか。
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この記事を書いている人
高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ)
トレード歴12年以上の現役ベテラントレーダー。2008年より開始し、過去12年間で11年利益を上げる。相場の値動きの「法則」を発見し、その法則を戦略化したシステムトレードで自己資金を運用中。12年間でたった一度負けがあっただけで、11年間安定的な成績を上げ、堅実に利益を積み上げる。高橋佑輔執筆【eBook(電子書籍)『日本株再入門』】の無料配布はこちらをクリック。
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