日産自動車<7201>20年ぶり巨額赤字発表…これから1ヶ月後…3ヶ月後…半年後…株価どうなる?

2020/06/01

 

5/28に本決算発表をした日産自動車<7201>。瀕死状態だと言われた20年前に逆戻りしたような巨額赤字に到達しました。この発表内容に、驚かされた個人投資家も多いのではないでしょうか。では、これから同社の株価は、1ヶ月後…3ヶ月後…半年後…、そして1年後どうなるのでしょうか?

そこで今回は、同社の株価を「決算後に買い付け」て、「1ヶ月後・3ヶ月後・半年後・1年後」に売却すると、どのような結果になるか分析します。これを分析することで、同社の株価が、上がりやすいのか、それとも下がりやすいのかが分かります。では、分析結果を見てみましょう。

 

1ヶ月後の株価は?


まず、日産自動車<7201>が本決算発表から1ヶ月後に、どのような株価の変動があったか見てみましょう。データ分析の結果が、こちらです。

シナジスタ:日産自動車<7201>決算発表後の株価の推移
※上記グラフは「シナジスタ」の独自システムによるデータ分析による結果です

2000年から2019年の傾向を見ると、株価が動きているときは動いていますが、動いていないときは、あまり動いていない印象です。上昇傾向が9回、下落傾向も9回、動かずが2回あります。よって、全体的に見ると、上昇傾向でも、下落傾向でもないことが分かります。

また、具体的なデータ分析では、合計損益が「マイナス」です。合計損益とは、株価が上昇傾向にあれえばプラスになります。下落傾向にあればマイナスにになります。よって、同社の1ヶ月後の株価は「下落する可能性が高い」と考えられるでしょう。

 

3ヶ月後の株価は?


こちらは本決算発表から3ヶ月後のデータ分析の結果です。

シナジスタ:日産自動車<7201>決算発表後の株価の推移
※上記グラフは「シナジスタ」の独自システムによるデータ分析による結果です

2000年から2019年の傾向を見ると、過去に3回ほど大きな変動が見られますが、全体的には変動が穏やかな印象です。上昇傾向が6回、下落傾向が13回、動かずが1回です。この数字を見る限り、下落傾向が強いと考えられるでしょう。

また、合計損益を見てみると「マイナス」です。よって、同社の3ヶ月後の株価は「下落する可能性が高い」と考えられるでしょう。

 

半年後(6ヶ月後)の株価は?


こちらは本決算発表から半年後(6ヶ月後)のデータ分析の結果です。

シナジスタ:日産自動車<7201>決算発表後の株価の推移
※上記グラフは「シナジスタ」の独自システムによるデータ分析による結果です

2000年から2019年の傾向を見ると、3ヶ月後よりも、株価が全体的に変動している印象です。上昇傾向が9回、下落傾向10回、動かずが1回です。この数字を見る限り、どちらの傾向も見られません。

そこで、合計損益を見てみると「マイナス」であることが分かりました。よって、同社の半年後(6ヶ月後)の株価も「下落する可能性が高い」と考えられるでしょう。

 

1年後(12ヶ月後)の株価は?


こちらは本決算発表から1年後(12ヶ月後)のデータ分析の結果です。

シナジスタ:日産自動車<7201>決算発表後の株価の推移
※上記グラフは「シナジスタ」の独自システムによるデータ分析による結果です

2000年から2019年の傾向を見ると、半年後(6ヶ月後)よりも、株価が全体的により変動している印象です。上昇傾向が10回、下落傾向9回、動かずが1回です。変動はしているものの、この数字を見る限り、どちらの傾向も見られないと考えられるでしょう。

合計損益はどうでしょうか。合計損益は「プラス」であることが分かりました。よって、同社の1年後(12ヶ月後)の株価は「上昇する可能性が高い」と考えられるでしょう。

 

日産自動車<7201>決算後の株価どうなる?


これまでのデータ分析を見る限り、日産自動車<7201>の株価はこのように推移していることが分かりました。

  • 決算後~1ヶ月の期間:下落傾向
  • 決算後~3ヶ月の期間:下落傾向
  • 決算後~6ヶ月の期間:下落傾向
  • 決算後~12ヶ月の期間:上昇傾向

この分析結果から分かるのは、次の決算発表まで保有するような「年単位の長期保有」をしないと、利益を上げることは難しいということでしょう。

ただし、その場合の勝率は「約52%」です。よって、上昇傾向はあるが、明確な上昇傾向ではないので、なかなか難しい側面もあります。

 

日産自動車<7201>で利益を狙う投資戦略は?


同社は、傾向が非常につかみにくく、全体的には下落傾向があるので、毎年運任せのような売買になってしまうかもしれません。

しかも、1ヶ月、3ヶ月、6ヶ月単位では下落傾向なので、全体で見ると「利益を上げるには難易度の高い銘柄」と考えられるでしょう。

これらを把握していれば、カンの良い個人投資家のあなたは、「決算で株価がどうなるか?」と予想するよりも、この結果から「ムリに売買しない戦略」をとるなど効率的な判断ができるでしょう。

だから、基本的に私は株価の予測はしていません。しているのは、このような株価の動向分析です。

 

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この記事を書いている人

高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ) 高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ)
トレード歴12年以上の現役ベテラントレーダー。2008年より開始し、過去12年間で11年利益を上げる。相場の値動きの「法則」を発見し、その法則を戦略化したシステムトレードで自己資金を運用中。12年間でたった一度負けがあっただけで、11年間安定的な成績を上げ、堅実に利益を積み上げる。高橋佑輔執筆【eBook(電子書籍)『日本株再入門』】の無料配布はこちらをクリック

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