株主優待6月末権利確定のすかいらーくHD<3197>。上昇を続けたまま株主優待の人気で、権利確定日に向け株価もっと上がる?
5/21に本決算発表を通過したすかいらーくホールディングス<3197>。決算発表翌日こそ下げて始まりましたが、すぐに陽線をつけ、それ以降は上昇を続けています。
そのような同社ですが、これから人気のある「株主優待」の権利確定の6月末を迎えます。株主優待で人気の銘柄は、これを狙った買いが入ることで、株価に動きが見られます。
果たして、同社はこの株主優待の権利確定前後で、株価はどのように推移するのでしょうか?
すかいらーくHD<3197>の優待権利確定前後の株価動向は?
すかいらーくホールディングス<3197>は、5/21の決算当日の終値では「1,709円」をつけていましたが、その後上昇し、1,800円台に一時到達しています。75日移動平均線を上抜けし、引き続き上昇の可能性は高いでしょう。
では、権利日前後10日間(6月下旬~7月初旬)で、同社の株価は、例年どのような傾向が見られるのでしょうか?そのデータ分析の結果がこちらです。
※上記グラフは「シナジスタ」の独自システムによるデータ分析による結果です
2015年から2019年の株価の推移を見ると、上昇傾向が1回、下落傾向が4回見られます。この数字を見る限り、権利確定後は、下落傾向が強いことが分かるでしょう。ただし、その下落は3%程度なので、それほど大きな下落ではないと読み取れます。
このデータ分析を見る限り、株式保有者は、株主優待だけを狙っているわけではなく、権利確定後も引き続き保有を続ける傾向が強いと考えられるでしょう。では、同社の株価は、権利日前後10日間でどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?
すかいらーくHD<3197>の株価変動幅は?
データ分析によると、ここから株価が以下のような範囲で推移することが予測されます。
【予想変動幅(率)】1.4%~-3.7%
これまでの株価を分析結果を見る限り、上昇幅は約1.4%、下落幅は約3.7%と考えられます。よって、現在の株価(5/27終値1,763円)で計算した場合、権利確定前後には、「1,788円~1,696円」のレンジで変動する可能性があります。
ただし、株主優待銘柄は、権利確定直前に、一部の個人投資家が株主優待を狙って買い注文を入れることもあり、株価が上昇する可能性があります。
それをふまえると、権利確定前後では、これらの変動幅の中を推移する可能性があるでしょう。違う視点で見ると、このような傾向が分かれば、あなたがどのような投資スタンスでいれば良いかを、戦略的に判断することもできるでしょう。
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この記事を書いている人
高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ)
トレード歴12年以上の現役ベテラントレーダー。2008年より開始し、過去12年間で11年利益を上げる。相場の値動きの「法則」を発見し、その法則を戦略化したシステムトレードで自己資金を運用中。12年間でたった一度負けがあっただけで、11年間安定的な成績を上げ、堅実に利益を積み上げる。高橋佑輔執筆【eBook(電子書籍)『日本株再入門』】の無料配布はこちらをクリック。
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