ヤマハ発動機<7272>5/29第1四半期決算発表。コロナ・ショック下落後ようやく株価回復の兆し…決算発表で株価もっと上がる?

2020/05/28

 

5/29に第1四半期決算発表を迎えるヤマハ発動機<7272>。コロナ・ショック直前までは、19年年末からの流れで2,000円台の高値圏を推移していました。

しかし、その後、3/19に安値「1,121円」まで下落。反発後ももみ合いが続き、直近ようやく上向きになりました。間もなく、決算発表を迎える同社ですが、この発表前後で株価がどのように推移する可能性があるのでしょうか?

 

ヤマハ発動機<7272>の本決算前後の株価動向は?


ヤマハ発動機<7272>は、2018年の年初から、2019年の秋口まで、約3,000円台後半から2,000円弱まで下げる下落トレンドにありました。しかし、2019年10月から、ようやくトレンド転換し、上昇を開始しました。

しかし、2,000円台前半に差し掛かったところで、コロナ・ショックに直面し、1,100円台まで急落しました。反発後も安値圏を推移し、ようやく直近に上昇の兆しが見え始めてきています。

間もなく第1四半期決算発表を迎える同社ですが、決算を挟んだ1ヶ月間(5月上旬~6月上旬)の株価は、例年どのような傾向が見られるのでしょうか?そのデータ分析の結果がこちらです。

シナジスタ:ヤマハ発動機<7272>の本決算前後の株価動向
※上記グラフは「シナジスタ」の独自システムによるデータ分析による結果です

2000年から2019年の株価の推移を見ると、上昇傾向が12回、下落傾向が8回見られます。この数字を見る限り、どちらかというと上昇傾向が強いことが分るでしょう。ただし、その上昇幅は、変動幅が大きな年もあれば、それほど変化していない年もあります。

反対に、下落時は2012年に大幅な下落がありましたが、他の年は10%未満の下落が見られます。特に、直近2年間が10%近い下落幅であることが気になります。加えて、2015年、2016年の上昇幅も10%前後と、同社の中では大きく変動しています。

よって、このデータを見る限り、決算発表によって、株価が多少上下することが想定されるでしょう。では、同社の株価は、決算発表前後でどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?

 

ヤマハ発動機<7272>の目標株価は?


データ分析によると、ここから株価が以下のような範囲で推移することが予測されます。

【目標株価】
上値目安:1,516円
下値目安:1,316円

※2020年5/11終値1,442円を基準に計算

これまでの株価を分析結果を見る限り、上昇幅は約5.1%、下落幅は約8.7%と考えられます。よって、上値は「1,516円」、下値が「1,316円」が目標株価と考えられるでしょう。なお、直近で株価が急上昇し昨日(5/27)時点で、上値目安を1,573円を超えています。

この上昇で、75日移動平均線を上抜けしました。これを考慮すると、もう一段の上昇をし、過去に推移した10%前後の上昇も視野に入るかもしれません。

しかし、反対に下落した場合は、25日移動平均線を下抜けします。こうなった場合は、再びもみ合いが続く可能性があるでしょう。

直近の株価は好調ですが、データ分析では、このような結果が出ています。回数では、上昇傾向のほうが多いですが、数字で見ると下落傾向が強く見られます。つまり、同社は決算発表によって、どちらに動くか分からない難しい銘柄かもしれません。

よって、このようなときは、直近の株価動向に惑わされることなく、上昇だけを想定することなく、下落の可能性もあることを視野に入れながら、慎重に投資判断するのが良いではないでしょうか。
 

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この記事を書いている人

高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ) 高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ)
トレード歴12年以上の現役ベテラントレーダー。2008年より開始し、過去12年間で11年利益を上げる。相場の値動きの「法則」を発見し、その法則を戦略化したシステムトレードで自己資金を運用中。12年間でたった一度負けがあっただけで、11年間安定的な成績を上げ、堅実に利益を積み上げる。高橋佑輔執筆【eBook(電子書籍)『日本株再入門』】の無料配布はこちらをクリック

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