オリックス<8591>5/21本決算発表。コロナ・ショックで40%近く急落も回復ぜずに株価低迷中…決算発表で株価どうなる?
5/21に本決算発表を迎えるオリックス<8591>。20年2月まで上昇基調が続いていましたが、コロナ・ショックで40%近く急落しました。その後も、再上昇することなく1,200円前後を横這いに推移しています。
2月まで1,900円台で推移していただけに、落差が大きくなっています。間もなく、本決算発表を迎える同社ですが、この発表で株価がどのように推移する可能性があるのでしょうか?
オリックス<8591>の本決算前後の株価動向は?
オリックス<8591>は、昨年同時期には1500円前後を横這いで推移していましたが、秋口から上昇を開始し、年明けの2月には高値「1958円」をつけました。しかし、その後のコロナ・ショックによって急落しました。他業種と比べて急落後の反発が弱く、低位のまま現在を迎えます。
では、本決算を挟んだ1ヶ月間(4月下旬~5月下旬)で、同社の株価は、例年どのような傾向が見られるのでしょうか?そのデータ分析の結果がこちらです。
※上記グラフは「シナジスタ」の独自システムによるデータ分析による結果です
2000年から2019年の株価の推移を見ると、上昇傾向が9回、下落傾向が11回見られます。この数字を見る限り、上昇傾向と下落傾向の確率は均衡しています。ただし、どちらかと言えば下落傾向があるとも言えるでしょう。2001年、2009年に大幅な上昇が見られますが、これ以外の上昇率と下落率を比べると、やはりここからも下落のリスクがあることが分かります。
では、同社の株価は、決算発表前後でどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?
オリックス<8591>の目標株価は?
データ分析によると、ここから株価が以下のような範囲で推移することが予測されます。
【目標株価】
上値目安:1,334円
下値目安:1,146円
※2020年4/28終値1,232円を基準に計算
これまでの株価を分析結果を見る限り、上昇幅は約8.2%、下落幅は約6.9%と考えられます。よって、上値は「1,334円」、下値が「1,146円」が目標株価と考えられるでしょう。しかしながら、この上値の目安は、過去に一時的に急上昇した結果が反映されているので注意が必要でしょう。
現在、同社の75日移動平均線は1,500円付近を下降しています。これを考慮すると、この目安に到達するのは、時間を要するでしょう。また、下値の目安に到達すると、年初来安値「1,100円」に近づきます。仮に、これを下回ることがあると、下落傾向が強くなる可能性があるでしょう。
これらの情報をふまえると、やはり同社は決算発表の前後の期間で、上昇よりも下落するリスクのほうが大きいと考えられます。よって、同社は上昇よりも下落することを想定して、あなたの投資スタンスを決めると良いかもしれません。
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この記事を書いている人
高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ)
トレード歴12年以上の現役ベテラントレーダー。2008年より開始し、過去12年間で11年利益を上げる。相場の値動きの「法則」を発見し、その法則を戦略化したシステムトレードで自己資金を運用中。12年間でたった一度負けがあっただけで、11年間安定的な成績を上げ、堅実に利益を積み上げる。高橋佑輔執筆【eBook(電子書籍)『日本株再入門』】の無料配布はこちらをクリック。
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