東京海上ホールディングス<8766>5/20本決算発表。3月につけた年初来安値後も低迷中。決算発表をきっかけに株価上昇する?
5/20に本決算発表を迎える東京海上ホールディングス<8766>。ここ2年の間、小刻みながらも上昇を重ね、堅調に推移してきました。しかし、コロナ・ショックにより大幅に下落しました。すぐに反発したものの再度下落に転じ、3月につけた年初来安値「4,167円」を目の前にしている状況です。間もなく、本決算発表を迎える同社ですが、この発表で株価がどのように推移する可能性があるのでしょうか?
東京海上ホールディングス<8766>の本決算前後の株価動向は?
東京海上ホールディングス<8766>は、2018年以降、株価約5,000円から徐々に時間をかけて上昇し、20年2月の年初来高値「6,317円」まで上がりました。その後約一か月で上昇以前よりも値を下げ、その後も不安が払拭されないまま4,500円前後と低迷しています。
では、本決算を挟んだ1ヶ月間(4月下旬~5月下旬)で、同社の株価は、例年どのような傾向が見られるのでしょうか?そのデータ分析の結果がこちらです。
※上記グラフは「シナジスタ」の独自システムによるデータ分析による結果です
2003年から2019年の株価の推移を見ると、上昇傾向が6回、下落傾向が10回、変化なしが0回見られます。この数字を見る限り、下落傾向が強いことが分るでしょう。また、上昇の場合は、それほど大きくないことが確認できます。反対に、下落の場合は過去に10%を超える下落が起きています。
よって、このデータ分析を見る限り、決算発表によって、株価が大きく上昇する可能性は低いと考えられるでしょう。むしろ、大きく下落する可能性が高いことに比重を置いたスタンスでいるほうが良いかもしれません。では、同社の株価は、決算発表前後でどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?
東京海上ホールディングス<8766>の目標株価は?
データ分析によると、ここから株価が以下のような範囲で推移することが予測されます。
【目標株価】
上値目安:5,174円
下値目安:4,659円
※2020年4/28終値4,967円を基準に計算
これまでの株価を分析結果を見る限り、上昇幅は約4.1%、下落幅は約6.2%と考えられます。よって、上値は「5,174円」、下値が「4,659円」が目標株価と考えられるでしょう。やはり、上昇傾向よりも下落傾向のほうが強いことが分かりました。
以上をふまえると、決算にサプライズが無い限り、なかなか大幅な上昇は見込めないかもしれません。反対に下落傾向のほうが強いので、リスクをふまえながら投資の判断をすると良いでしょう。場合によっては、ムリに売買せずに見送るのも良い選択かもしれません。
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この記事を書いている人
高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ)
トレード歴12年以上の現役ベテラントレーダー。2008年より開始し、過去12年間で11年利益を上げる。相場の値動きの「法則」を発見し、その法則を戦略化したシステムトレードで自己資金を運用中。12年間でたった一度負けがあっただけで、11年間安定的な成績を上げ、堅実に利益を積み上げる。高橋佑輔執筆【eBook(電子書籍)『日本株再入門』】の無料配布はこちらをクリック。
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