“The Economist”と「週刊エコノミスト」、好対照の安倍評価
~安倍批判に狂奔した日本メディアと専門家、日本評価を始めた W・バフェット氏~

2020/09/09

【ストラテジーブレティン(261号)】

1) 安倍政権のレガシーを否定するのか、肯定するのか

あまりにもバランスを欠いている日本のメディア、専門家
世界で最も評価されている英国のThe Economist 誌が、”How Abe changed Japan”というカバーストーリーを掲載した(9月5日)。去り行く日本の首相がこのように高い評価で取り上げられたことはかつてない。対照的に毎日新聞社が発行する日本の週刊エコノミスト誌は「検証アベノミクスの負の遺産」(9月7日発売号)を特集し、「アベノミクスは功なき大罪だ」(浜矩子氏)、「負の遺産、潜在成長率を低下させた異次元緩和と財政拡大」(木内登英氏)を巻頭の論文として掲げた。週刊エコノミスト誌の安倍政治酷評は、今更説明するまでもない。日本人であれば誰でも知っている断罪とでもいえる論評であり、敢えて紹介する必要はあるまい。

それに対し、武者リサーチが投資家、経営者に敢えて伝える義務があると感じるのは、英国のThe Economist 誌による180度異なる安倍政権に対する高評価である。抄訳は以下の通りである。

>>続きはこちら(811KB)

株式会社武者リサーチ
武者ストラテジー   株式会社武者リサーチ
「論理一貫」「独立不羈」「歴史的国際的視野」をモットーに、経済と金融市場分析と中長期予想を目的とし提供していきます。
著作権表示(c) 2013 株式会社武者リサーチ
本書で言及されている意見、推定、見通しは、本書の日付時点における武者リサーチの判断に基づいたものです。本書中の情報は、武者リサーチにおいて信頼できると考える情報源に基づいて作成していますが、武者リサーチは本書中の情報・意見等の公正性、正確性、妥当性、完全性等を明示的にも、黙示的にも一切保証するものではありません。かかる情報・意見等に依拠したことにより生じる一切の損害について、武者リサーチは一切責任を負いません。本書中の分析・意見等は、その前提が変更された場合には、変更が必要となる性質を含んでいます。本書中の分析・意見等は、金融商品、クレジット、通貨レート、金利レート、その他市場・経済の動向について、表明・保証するものではありません。また、過去の業績が必ずしも将来の結果を示唆するものではありません。本書中の情報・意見等が、今後修正・変更されたとしても、武者リサーチは当該情報・意見等を改定する義務や、これを通知する義務を負うものではありません。貴社が本書中に記載された投資、財務、法律、税務、会計上の問題・リスク等を検討するに当っては、貴社において取引の内容を確実に理解するための措置を講じ、別途貴社自身の専門家・アドバイザー等にご相談されることを強くお勧めいたします。本書は、武者リサーチからの金融商品・証券等の引受又は購入の申込又は勧誘を構成するものではなく、公式又は非公式な取引条件の確認を行うものではありません。本書および本書中の情報は秘密であり、武者リサーチの文書による事前の同意がない限り、その全部又は一部をコピーすることや、配布することはできません。

このページのトップへ