米国の金利上昇の影響度と今後の注意点

2018/10/11

●米長期金利上昇を主因に株価が暴落した。確かに、世界の債務は前回の危機から5割、6,650兆円増加。伸び率はGDP成長のペースを大きく上回る。金利上昇の持つ意味は、危機時より遥かに深刻。

●更にノンバンクとの競争激化で、レバレッジドローンやハイイールド債等の高リスク債務が、より緩い条件で大幅に増加。量・質両面から世界の債務リスクは膨張している。

●過去30年、米企業の利払い負担が一定以上に急増すると、その後株価が暴落するという傾向がみられた。しかし、まだ過去に比べてこの水準には余裕があり、本日の株式市場は過剰反応。但し、今後の動向にはやはり注意は必要。当面は低レバレッジ銘柄を選好したい。

米債の金利上昇と株価の下落

11日、米国で米国債の利回りが急上昇、それをきっかけに世界各地で株価が暴落している(図表1)。

20181011_1

 
(※)印刷用PDFはこちらよりダウンロードいただけます。

マネックス証券株式会社
金融テーマ解説   マネックス証券株式会社
チーフ・アナリスト 大槻奈那が、毎回、旬な金融市場のトピックについて解説します。市場の流れをいち早く把握し、味方につけたいあなたに、金融の「今」をお伝えします。
当社は、本書の内容につき、その正確性や完全性について意見を表明し、また保証するものではございません。記載した情報、予想及び判断は有価証券の購入、売却、デリバティブ取引、その他の取引を推奨し、勧誘するものではございません。過去の実績や予想・意見は、将来の結果を保証するものではございません。
提供する情報等は作成時現在のものであり、今後予告なしに変更又は削除されることがございます。当社は本書の内容に依拠してお客様が取った行動の結果に対し責任を負うものではございません。投資にかかる最終決定は、お客様ご自身の判断と責任でなさるようお願いいたします。本書の内容に関する一切の権利は当社にありますので、当社の事前の書面による了解なしに転用・複製・配布することはできません。内容に関するご質問・ご照会等にはお応え致しかねますので、あらかじめご容赦ください。

マネックス証券株式会社 金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第165号
加入協会:日本証券業協会、一般社団法人 金融先物取引業協会、一般社団法人 日本投資顧問業協会