業績好調の9月の株主優待銘柄とは?

2019/09/13

9月末権利確定銘柄の権利付き最終売買日は26日(木)

7月に日本株の受渡期間の短縮が実施され、これまでは約定の3営業日後だった受渡が2営業日後に変更となりました。これに伴い配当や株主優待等の権利付き最終売買日がこれまでより1営業日後ずれしていますのでご注意ください。9月末に権利確定日を迎える銘柄の権利付き最終日は26日(木)です。

以前からご紹介しているように、筆者は株主優待について個人投資家の皆様が積極的に活用するべき魅力の多い制度だと考えています。一方で株主優待をもらったとしても業績が悪く株価が大きく下落しては元も子もありません。優待ありきで考えるべきではなく、好調な業績+株主優待というセットで考えたほうが投資リターン向上につながるのではと考えています。

今回の銘柄フォーカスでは、「株主優待を実施している9月末に権利確定日を迎える銘柄のうち業績が好調な銘柄」をテーマにご紹介します。

9月の株主優待銘柄で業績好調な銘柄とは?

具体的なスクリーニング条件は以下のとおりです。

・9月末に株主優待の権利が確定する
・過去5四半期連続で前年同期比の売上高が増収・営業利益が増益
・予想PERが25倍以下と大きな割高感がない

上記の条件で検索したところ、アイネット(9600)、NSD(9759)、TOKAIホールディングス(3167)、トスネット(4754)、エイジス(4659)、システムリサーチ(3771)、ユニマット リタイアメント・コミュニティ(9707)、スシローグローバルホールディングス(3563)、MS-Japan(6539)、ヨシックス(3221)、JALCOホールディングス(6625)の11銘柄(予想配当利回り降順)が抽出されました。

(出所)QUICKデータよりマネックス証券作成 予想1株あたり配当は会社予想

最後に11銘柄のうち特に注目したい5銘柄について企業概要や業績をマネックス銘柄スカウターから、株主優待についてマネックス証券のウェブサイトから引用してご紹介します。

アイネット(9600

■企業概要
独立系の情報処理システム会社。情報処理サービス(勘定系・情報系処理受託、クレジットカード業務、IT管理、クラウド)、システム開発(受託開発、パッケージソフト)、システム機器販売の3事業を営む。顧客企業のシステム設計から構築・運用・保守等のSI、自社データセンターを活用した受託計算・ITマネージドサービス・クラウドサービス、印刷・加工発送処理やコールセンター等のサービスを提供。主力の石油業界向けの売上は約20%(石油元売7社中5社が情報処理受託顧客)。次世代型データセンターを核にクラウドコンピューティングサービス提供、地方計算センターとの連携、エッジコンピューター事業を推進。2012年日商エレクトロニクスとの提携により北海道にデータセンター設立。.2013年データセンターとクラウド業務でACCESS<4813>と業務提携。2016年ドローンIoTプラットフォーム事業に参入。2017年ユニリタ<3800>と資本業務提携。2018年SPJと高精度AIクラウドサービスを共同開発。2019年エッジサーバー(貸し出し?システム構築)事業を開始。

■業績推移

■株主優待

 

TOKAIホールディングス(3167

■企業概要
生活インフラサービス会社。静岡県を基盤にエネルギー(家庭・業務用LPガス、都市ガス)、ICTサービス(情報通信サービス、CATV)、生活サービス(アクア、住宅、ブライダル)など多角的な事業を展開。LPガス、インターネット、CATV、データセンター、アクア(宅配水)、住宅設備、セキュリティ、保険、ブライダル、介護、総合リフォーム等、生活に密着したさまざまな商品サービスを幅広く提供。営業エリアは静岡県および関東一円から日本全国へ積極的な面的拡大を推進。CATV事業者として売上高は全国2位(100万件超)、宅配水(アクア)は静岡県トップ。インターネット接続サービス「TOKAIネットワーククラブ」は静岡県トップシェア。LPガス事業では岡山・岐阜・東京にエリア拡大。2011年LPガスのザ・トーカイ、CATVのビック東海が株式移転により設立。2015年電力事業へ参入に伴い東京電力と業務提携、2016年東京電力パワーグリッドと検針業務の自動化で共同実証試験を開始。2017年CATVの東京ベイネットワークを子会社化。

■業績推移

■株主優待

システムリサーチ(3771

■企業概要
名古屋基盤の独立系システム開発会社。SIサービス(システム構築の一括請負サービス)、ソフトウエア開発(オーダーメイド型プログラム開発、ソフトウエア保守)、アウトソーシング、ソフトプロダクト販売。大型汎用機からPCに至るシステム開発とITソリューションを提供。自動車関連企業のFA業務・制御業務の一括請負・システム開発が主力。主要取引先はトヨタコミュニケーションシステム。

■業績推移

■株主優待

スシローグローバルホールディングス(3563

■企業概要
回転すし「スシロー」の全国チェーン。国内は「スシロー」ブランドにて直営方式による回転すし店(1皿100円~300円、テイクアウト)、海外では韓国・台湾で直営方式による回転すし店を展開。店舗数(全都道府県523、海外14、2019年3月)。セントラルキッチンを経由しない店内調理を実施、店内調理ノウハウを蓄積。機械化・IT化(自動皿洗浄機、自動案内、セルフレジ、自動音声応答のテイクアウト注文)、デリバリーサービスに注力。第2ブランドのの出店を推進。前身のあきんどスシローはエーエスホールディングス(非上場)による完全子会社化に伴い2009年上場廃止、2017年再上場。2017年3社(神明、スシローグローバルホールディングス、元気寿司)間で資本業務提携(2019年経営統合中止、資本業務提携解消)。2018年大衆寿司居酒屋「杉玉」をオープン。

■業績推移

■株主優待

ヨシックス(3221

■企業概要
居酒屋チェーン「や台やグループ」。関東・中部・関西・山陽・四国・九州エリアで全品280円均一価格居酒屋「ニパチ」、本格職人にぎりずし居酒屋「や台ずし」、お好み焼き・鉄板焼き居酒屋「や台や」を運営。その他、鮮魚刺身と鶏黒炭焼「せんと」、串カツ居酒屋「これや」のブランド。1人あたり2000円~3000円の価格設定、26都府県で店舗展開(総店舗数318店舗、2019年3月)。2016年四国進出。

■業績推移

■株主優待

(出所)企業概要と企業業績はマネックス銘柄スカウター 株主優待はマネックス証券ウェブサイト

本レポートが皆様のご参考になれば幸いです。

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