【一粒萬倍/株の宝典】米中休戦で、イベントアク抜けできるか。

2018/12/03

【一粒萬倍/株の宝典】
30年の悲喜こもごもの経験から、個人投資家に必須の投資理論を集大成。
「一粒萬倍の株式投資宝典(パンローリング社)」を教材として、ここでは具体例を挙げて、マクロ、ミクロ、ポジション管理、銘柄選別、売買手法すべてにわたり、コラムを書いていきます。
 
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(ポジション)
米中関税競争は一時休戦(来年3月一杯まで)ということで、グローベックスはNYダウ先物が460ドル高超の気配切り上げ。
朝から、キャッシュにしていた資産全体の15%を、新明和工業(7224)買い増し。
これで、1570(巌流島枠、週足ベース)を35%。残りをすべて現物株で占めています。

(ポイント)
米中休戦は、まったくアテにならないと思っています。アメリカが景気後退を懸念して休戦に持ち込んだという解釈が多いですが、アメリカの底力を甘くみた解釈です。
トランプ政権は、1-2月に米朝会談を予定しているといいますから、きちんと北朝鮮を制御してみろ、と中国に注文をつけたようなものです。その貢献度次第では、アメリカを失望させる結果になるようなら、4月からますます中国を追い込むぞという恫喝以外の何物でもありません。
カレンダースケジュールが問題です。3-7日はソフトバンク(9434)ほか、17社のIPO企業のブックビルディングが重なるため、需給悪化(銘柄によっては滑落するものが出てくる恐れ。換金売りです)
5日はパウエル連銀議長の議会証言。10月急落の元凶であった、予想成長率を超える米10年国債利回り上昇に押さえが効くかどうかが課題です。幸か不幸か、同日はブッシュ元大統領の国葬で休場となるので、織り込みは木曜日から。
6日はOPEC総会。原油生産調整で価格押し上げができるか、それとも微妙な立場にあるサウジがアメリカや各国の関心を買うために、増産に踏み切るか。原油次第では、金融市場に波乱の可能性。同日夜、米雇用統計でここから来週14日の日本のメジャーSQまで、月間では一番下がり易いアノマリー。
先週と今週序盤までが、感謝祭後、相場の上げの特異日だとすれば、週末から来週は下げの特異日。
今週はそのハザマで、ポジション管理は要注意。

(個別銘柄)
反発といっても景気敏感株を買う度胸はありません。
サンバイオ(4592)大幅続伸見てもわかるように、ディフェンシブ系の成長株か、内需系がやはり無難。(ちなみに、サンバイオは三菱UFJがターゲット株価15200円というこれまた極端な予想。これが起爆剤になっている模様。この銘柄、昨年末、当社の東京大講演会で、わたしが挙げた2018年の一発銘柄でした。)
一応、一番無難な線は、国交省が発表した向う30年で192兆円の補修計画(トンネル、道路橋、港湾)のように、基本景気の下支えの最後の切り札はインフラ投資しかないことを考えれば、財投関連という線か。
ショーボンド(1414)、ライト工業(1926)、熊谷組(1861)元として、財投系は落ち着いた静かな動きのところで拾っておく対象になるかもしれません。

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増田経済研究所
増田経済研究所が、今週の東京株式市場の動向を展望します。米国を中心とした国際情勢を踏まえ、誰が今、何を考え、我々個人投資家はいかに対応すべきなのか、分かりやすく解説します。
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