【一粒萬倍/株の宝典】イベント前で、ショートカバー続く。

2018/11/28

【一粒萬倍/株の宝典】
30年の悲喜こもごもの経験から、個人投資家に必須の投資理論を集大成。
「一粒萬倍の株式投資宝典(パンローリング社)」を教材として、ここでは具体例を挙げて、マクロ、ミクロ、ポジション管理、銘柄選別、売買手法すべてにわたり、コラムを書いていきます。
 
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(ポジション)
昨日は、朝から【巌流島】枠の1357保有分(週足ベースで判断している)をヘッジするために、同金額で1570買い。ETFの両建てという邪道ですが、これで全資産の4分の3を占め、相場変動でも評価が動かないようにしています。
残り4分の1は、当面相場反発として日本ビルF(8951)、JRE(8952)のREITを二つ、現物株では熊谷組(1861)。
フルポジションで、全体としてはロングに傾斜した格好。
基本的には、イベント通過までニュートラルポジションが望ましいと思います。上記のポジションのうち、REITと、ETF二種類のうち一方は、キャッシュ同然とみなしています。

(ポイント)
日米で反発基調が続いています。
おそらく機関投資家(海外勢)は、G20というイベント前にショートに傾けていたポジションをニュートラルにしようということで、ショートカバーが続いています。
12月1日の米中首脳夕食会で、関税競争の休戦合意があるかないかで、相場がどう動くのか市場は注目しているようです。
ただ、これだけすでにさんざん取沙汰されてきただけに、決裂だとして、アク抜けするという相場の反応も考えられるわけです。これを考えると、ポジションを中立化させておこうという意図はよくわかります。

(個別銘柄)
持続的な上昇を見せる業種や銘柄がなにになってくるのか、これはイベント通過後の相場を見なければわかりません。
とはいえ、来週末からは月間では一番相場が下がり易い「月間のアノマリー」に突入するので、時間もそうありません。したがって、今から買い(ロング)の一手を打っておくとしたら、上記のような安全パイ、たとえばREITのような類は、単純にキャッシュで温存しておくよりは、マシだろうという判断ができます。
もっと積極策に打って出ておきたいという場合には、持続性が比較的強いだろうと想定できそうな財投関連(建設やそこから派生する業種)、あるいは金利頭打ちという想定からは不動産といったような業種が挙げられます。
興味深いのは、現在日米市場で25日線を上回っているのは、先行指標のダウ輸送株と、日経平均・TOPIX(マザーズ、東証二部も同じ)だけだったのですが、昨晩アメリカでは半導体SOX指数が上回ってきました。
一番先行して崩れた半導体が、アメリカではひょっとすると底入れをしたのかもしれない、という動きを見せているわけです。
この「順番に底入れしていく」セオリーからすると、半導体に続き、いわゆるディープシクリカル業種が相次いで底入れしてくるかウォッチしておきたいところ。ただ、景気減速懸念が背景にある相場の下落調整の最中ですから、安易にこの種の先行業種の立ち上がりを買うというのは、避けたほうが無難。仮に底入れだとしても、上昇トレンドに戻るには、数か月かかることもよくあることです。資金投入したところで、デッドマネー(死蔵)されてしまう可能性が大です。

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増田経済研究所
増田経済研究所が、今週の東京株式市場の動向を展望します。米国を中心とした国際情勢を踏まえ、誰が今、何を考え、我々個人投資家はいかに対応すべきなのか、分かりやすく解説します。
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