【一粒萬倍/株の宝典】ショートカバーは不発。

2018/11/22

【一粒萬倍/株の宝典】
30年の悲喜こもごもの経験から、個人投資家に必須の投資理論を集大成。
「一粒萬倍の株式投資宝典(パンローリング社)」を教材として、ここでは具体例を挙げて、マクロ、ミクロ、ポジション管理、銘柄選別、売買手法すべてにわたり、コラムを書いていきます。
 
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(ポジション)
基本は、ショート(1357日経ダブルインバース)のまま。昨日、思いのほか下落幅縮小となったので、一昨日買い増ししたトドメの一発の1357買い持ち分は、トントンで処分。キャッシュ比率3分の1、残りはすべて1357買い持ちのまま週越えとします。

(ポイント)
米国では、今晩休場(債券は半ドン)、翌23日はブラックフライデーで半ドン、ということで、今週は3.5日の立ち合い。この飛び石連休を前に、米国株市場ではショートカバーが入りましたが、しょせん不発。あまりにも力不足。
ダウ工業株は、二日で900ドルを超える下落に対して、ショートカバーはあまりにも微弱(昨晩はあろうことか、小幅マイナスです)
連休後に売り再開となるのか、まだしばらくはアノマリー通り、株価の反発基調が続くのかが課題。
連休中の米国の消費動向は好調であるというのが一般的な見通しとなっています。それが文字通り好調であったとして、市場がそれに対してどう反応するかのほうが重要です。
ファンドで言えば、11月末は年間運用の損益通算期限ですから、この連休前に大方ポジションの縮小は終わります。この場合、連休後は年末まで普通相場が反発基調をたどっていくことになります。売り圧力が漸減するからです。残っているのは、せいぜい個人投資家くらいのものでしょうし、機関投資家の売りといっても、クリスマス・年末年始休暇前に、もう一度、ポジション縮小の微調整が入るていどだからです。
しかし、もし、このクリスマス商戦は好調とはいえ、減税効果が年明け以降はなくなることから、来年前半の消費動向が反動減となる、と言う悲観的な想定を重視していたとしたらどうでしょうか。
足元の好調な景気(消費)動向で株が上がったところは、できるだけトランプラリー以降の積み上がった利益を、処分売り、確定しておこうという動機を導いたとしてもまったく不思議ではないでしょう。
なぜなら、彼らは来年の景気動向に不安を覚えており、運用成績もなかなか期待できそうにない、と踏んでしまえば、いまから来年のボーナス(運用成功報酬)の原資を確保しておこうとばかりに、損益通算期限が終わった後の12月にも、決算期末(12月末)までに、できるだけポジションを落とし、売ってしまおうと思うかもしれません。
主要株価指数は、アメリカでは軒並み、週足がいけません。52週移動平均線を完全に割り込んでいるわけですから、トレンド的には話になりません。多少日足で25日線を取り戻したからと言って、大きな波動が完全に下向きですから、下降トレンドの中でのアヤ戻しを示しているに過ぎないわけです。
翻って日経平均ですが、ほぼ同じ状況ですから、よほどの上昇圧力が出てこなければ、このまま米主要株価指数と同じことになってしまいます。

(個別)
ここは、キャッシュ温存で、下手に個別株に手を出さないほうが無難。サンバイオ(4592)や、ALBERT(3906)といったような銘柄でも、現在上昇してはいるものの微弱。
大幅高銘柄はあるものの、それを試行錯誤するリスクは、賭けるに値しないタイミングだと考えます。

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増田経済研究所
増田経済研究所が、今週の東京株式市場の動向を展望します。米国を中心とした国際情勢を踏まえ、誰が今、何を考え、我々個人投資家はいかに対応すべきなのか、分かりやすく解説します。
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