【一粒萬倍/株の宝典】イベント集中で、機関投資家も静観のはず。

2018/11/05

【一粒萬倍/株の宝典】30年の悲喜こもごもの経験から、個人投資家に必須の投資理論を集大成。
「一粒萬倍の株式投資宝典(パンローリング社)」を教材として、ここでは具体例を挙げて、マクロ、ミクロ、ポジション管理、銘柄選別、売買手法すべてにわたり、コラムを書いていきます。
 
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(ポジション)
1357(日経ダブルインバースETF)が75%。キャッシュ25%を維持。
引き続き、静観。機関投資家も個人も、ブレグジットや米大統領選のときのように、極端に一方にオッズが傾いていたことから、とんでもない相場の乱高下になったのに鑑み、今回はオッズが傾いていない模様
。出た事実に対して動こうとしているのでしょう。ということは、意外に、中間選挙の結果がはっきりしても、それ自体はするっと相場が消化してたいした動きにならないかもしれません。むしろそのほうが、その後のじわりとくる動きが重要になってきます。

(ポイント)
先週末の日経平均の大幅高も、半分はファナックなど値ガサ株の貢献度が高かったので、さほどものすごい上昇というわけでもありませんでした。NYダウの109ドル下げも、ほとんど全部といっていいくらいアップル1銘柄の下げなので、これも大した下げというわけではありません。
このイベント集中週を消化して相場がどう動くかが注目されますが、大きな流れではやはり、この10月からの下げが、景気後退を本格的に先行して織り込もうとしているのだとすると、話は厄介です。
景気後退を織り込んだ下げというのは、前回は2007-8年のサブプライムショックのときだけですが、このときは、08年8月からの下げがサブプライムショックなのであって、それまでずいぶんと株は下がっていました。その最後のほうで、サブプライムショックが炸裂したため、トドメを指されて暴落に至ったわけです。
当時は、リスク選好度の高いマザーズ指数は2006年1月天井で、すでに下げトレンドに突入。日経平均は2007年7月天井で下げていきました。アメリカでも、これほどの時間差はありませんでしたが、やはりリスク選好度の高いラッセル2000小型株指数が先行して天井形成、S&P500は遅れて天井形成して滑落。
今回は、今年1月にマザーズ天井。日経平均はご存じ10月2日です。アメリカでは、ラッセル2000が8月天井でS&P500が9月でした。
さて、これがただの10%内外の調整で済む、一過性の一般調整か、それとも、本格的な景気後退を織り込む下げが始まっているのか。とにかくフタを開けてみるしかありません。

(個別)
あまり個別で、どたばたやるところではないと思いますが、あえてなにかプレイしようとするのであれば、意外感があるのは、大型ではNEC(6701)の強さでしょうか。最高益と言われながら、ソニー(6758)がだらしないのとくらべると、非常に違和感があるほど強いです。
大型ではなければ、サンバイオ(4592)が連続でストップ高買い気配という、材料株系がどうしても目につきます。
TPP発行間近ということか、理由はよくわかりませんが、農業総研(3541)、あるいはドル箱をたくさん抱えている東映アニメ(4816)のような個別材料株が、興味深い強さを見せています。軽く遊ぶのであれば、このへんかと思いますが、いかがでしょうか。

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増田経済研究所
増田経済研究所が、今週の東京株式市場の動向を展望します。米国を中心とした国際情勢を踏まえ、誰が今、何を考え、我々個人投資家はいかに対応すべきなのか、分かりやすく解説します。
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