【一粒萬倍/株の宝典】キャッシュだけつくって、静観を旨とする。

2018/10/31

【一粒萬倍/株の宝典】
30年の悲喜こもごもの経験から、個人投資家に必須の投資理論を集大成。
「一粒萬倍の株式投資宝典(パンローリング社)」を教材として、ここでは具体例を挙げて、マクロ、ミクロ、ポジション管理、銘柄選別、売買手法すべてにわたり、コラムを書いていきます。
 
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(ポジション)
1357(日経ダブルインバースETF)一転張りのポジションを寄り付きから変更。
全体の4分の1だけ処分して、キャッシュ化。あとは、1357をホールド続行。戦略方針の基本は、ショートで変わりません。

(ポイント)
すべての移動平均線が下降に転じでいます。トレンドは完全にベアだということです。25日線と75日線のデッドクロスも時間の問題。
週足でも、13週線と26週線のデッドクロスがきわめて現実に窮迫する危険にさらされています。
先行するダウ輸送株指数はどうでしょうか。もっと状況は悲惨です。昨晩、米国主要株価指数では、2%以上の大幅上昇は、この輸送株と半導体SOXセクター指数のみです。
しかし、その輸送株指数でも、すでに25日が75日を上からデッドクロス済み。昨晩で、25日は200日をもデッドクロス形成。次は、75日が下降してきて、200日とデッドクロスしたら、逆順列が完成してしまいます。移動平均線の逆順列とは、通常の上昇トレンドが上から25日線・75日線・200日線となっているところ、反対に上から200日線・75日線・25日線になってしまうことを言います。
この逆順列が形成されてしまうと、株価の底入れはそこからおおむね1ヶ月後になります。
こうした悲観シナリオを根底から覆すためには、ダウ輸送株が、昨晩の2.82%という大幅上昇を、目先さらに3回は発生させないと、短期底入れにはならないわけですから、(17日の戻り高値を更新して始めて、短期底入れ完成)、かなり厳しいと言わざるを得ません。
したがって、反発の程度を確認するために、一応2-3割のキャッシュをつくって、反発を静観。キャッシュは温存で、短期底入れ失敗なら、再びそこで1357買い直しという算段になります。
いや、しょせんアメリカ株は今回は戻せない、と見切る人は、なにもここで1357のポジションを落として、キャッシュ化させる必要はありません。我慢の問題ということになります。

(個別)
キャッシュを作ったので、相場の自律反発でなにか現物株を買いたくなるのですが、なかなかこれといったものが見当たりません。たとえば、ニチイ学館9792のようなものということになるわけです。が、無理に現物株を買うところではないでしょう。せっかくキャッシュを作る場合には、温存のほうが賢明な選択だと思います。

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増田経済研究所
増田経済研究所が、今週の東京株式市場の動向を展望します。米国を中心とした国際情勢を踏まえ、誰が今、何を考え、我々個人投資家はいかに対応すべきなのか、分かりやすく解説します。
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