【一粒萬倍/株の宝典】緊急避難と、今後の算段。

2018/10/11

【一粒萬倍/株の宝典】
30年の悲喜こもごもの経験から、個人投資家に必須の投資理論を集大成。
「一粒萬倍の株式投資宝典(パンローリング社)」を教材として、ここでは具体例を挙げて、マクロ、ミクロ、ポジション管理、銘柄選別、売買手法すべてにわたり、コラムを書いていきます。
 
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(ポジション)
昨日までにはダウ輸送株の50日線割れからの下放れ、しかしダウ工業株・日経平均25日線死守という非常に判断の難しい状況下、妥協案でキャッシュ3割確保にとどめておきました。しかし、その後昨晩の海外市場の急落、本日の東京の滑落からすると、キャッシュ比率を半分まで拡大しておけばよかったと後悔。
一応、本日は緊急避難。寄り付きで、現物株並びに日経レバ(1570)はすべて処分。日経ダブルインバース(1357) を資産の3割ほどを占めています。残りはキャッシュ。
要因は、アメリカが大崩れしたためですが(ダウ輸送株は200日線も下放れ)、一説には欧州発信源とも。
英国のEU離脱がらみで、なにも合意がなされないまま無秩序な離脱になってしまう懸念から、EU・英国どちらの法体系の下で処理されていくのかわからず、宙に浮いているEU企業の保有デリバティブ残高1京3000兆円(うち、来年3月満期が6000兆円)が動揺しているということも考えられそう。
つまり、ファンダメンタルズではなく、金融市場の動揺ということです。米中貿易問題や、米国の長期金利であれば、すでに分かっている話ですから、こういう急落の直接的な要因ではないはず。

(ポイント)
これが一過性の下げで終わるか、暴落に発展していくかがポイント。
大阪、シカゴ、シンガポールで、合計17万枚の日経ショートが発生した分について、売り方としては短期的な利益確定(手仕舞い買戻し)の欲求にかられるところ。あるとすれば、一部が週末の明日までに出てくるか。
ただし、問題はその急反発があったとして、日経平均が25日線を奪回できなければ、打ち返されて、来週以降に一段と大きく下げていくリスクが急速に台頭します。
ということで、まだ一過性の下げか、本格的な暴落商状になっていくか、判然としない。
よって、戦略方針は、片足だけ日経ダブルインバース(1357)に突っ込んで、潤沢なキャッシュでどちらにでも動けるように、静観。
 
(個別)
日経ダブルインバース(1357)に一部資金投入したので、残りのキャッシュ7割をどこでどう使うかです。
このまま暴落商状、あるいは買戻しによる一時的な反発も失速して、結局暴落商状か、こういった場合には、1357の買い増しになります。
逆に、一過性の下げで終わり、一気に25日線を日経平均が突破していくのであれば、下手な個別銘柄を買うのではなく、まず、機動性を重視して、とりあえず日経レバレッジ(1570)に投入して、おいおい本当に強い個別銘柄(とくに25日線を最初に上回ってきたもの)へと、逐次置き換えていけばよい、とそう思っています。
 
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増田経済研究所
増田経済研究所が、今週の東京株式市場の動向を展望します。米国を中心とした国際情勢を踏まえ、誰が今、何を考え、我々個人投資家はいかに対応すべきなのか、分かりやすく解説します。
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商号等:有限会社増田経済研究所/金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第1069号