【一粒萬倍/株の宝典】10年で、平均100倍の運用手法とは?

2018/10/03

【一粒萬倍/株の宝典】30年の悲喜こもごもの経験から、個人投資家に必須の投資理論を集大成。
「一粒萬倍の株式投資宝典(パンローリング社)」を教材として、ここでは具体例を挙げて、マクロ、ミクロ、ポジション管理、銘柄選別、売買手法すべてにわたり、コラムを書いていきます。
 
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(ポジション)
依然として先行指標のダウ輸送株指数が50日線も割れたので、「警戒、キャッシュ2割確保」に警戒度を引き上げました。恐らく、来週から始まる米国企業決算発表前に恒例で起こる「プレアナウンスメント(予想修正期間)」における相場調整であろう、と推察します。が万一、そうではなく本格的な上昇相場の終焉だった場合には目も当てられないので、一応ここは2割キャッシュ確保。

(ポイント)
日経平均は、25日線からの上方乖離が5%目前にまで拡大してきているので、足踏みになっても致し方無いところ。おまけに、今週末・金曜日(米雇用統計)~来週末・金曜日(日本のSQ)までは、月間では一番下落しやすい「月間のアノマリー」。ボトムと言う意味ではありません。ボトムはその週であったり、その前後であることが多いので、一定ではありません。ただ下げるか上がるかという確率では下げ易いということです。
足元は、昨日から発生していると推察される国内機関投資家の中間期末明けの「売りから入る」という習性がそのまま出たようですから、ここ一両日でこの売り圧力自体は終息するはず。これに狼狽して益出し売りを急いだ個人の売りも、それに伴って一巡するでしょう。

 
(個別)
次のステージ(日米の決算期待)を控え、ここはキャッシュを2割確保して、なにが柱になっていくか、品定めしたほうが良い。
「宝典」では、「袋とじ」に解説していますが、【巌流島】方式というのがある。投資対象はたった2銘柄(上げ下げで、1種類ずつ銘柄は固定なので、選択の必要がない)。売買頻度は週足ベースでの判断なので、月1-2回。
この手法だと、過去40年近くのデータ検証によれば、平均10年で100倍のパフォーマンスが確認されている。
今年は、9ヶ月超の期間に4勝5敗中。しかし単利計算でも、ネットで35%のリターン。年間2割を確実に取るという「宝典」の目標値は、すでにクリア。
会員向けには、仮想運用の実演は5月から始めており、5敗1勝の途中。運悪くきわめて勝率が悪い期間に当たったが、この1勝が、現在の買い持ち分17%の含み益であり、5連敗の累計7%の損失は、カバーしておよそ10%のネットリターンということになる。黒星の売買になっても、損失はきわめて軽微に終わるようなロジックになっている。
要するに、細かい損切は、軽微で済めば問題ないのであって、実際この手法では勝率にまったくこだわらない。
年に1-2回(上げ下げ往復4回)はある大きな波動で、上げ下げ両方で、がっつりとるという手法。
結局、現在のように、指数が先導して上昇するような局面では、個別銘柄の選抜によるアクティブ運用は、どうしてもついていけない難点がある。機関投資家も苦労している様子が、たびたび日経新聞でも紹介されている。
下手に売買頻度を上げるより、こういうときには逆に週足で、がっつりトレンドを取るほうが、結果的には年間の運用利回りでは遥かに効率が良い。個別銘柄の売買に困難を極める投資家は、「宝典」の「袋とじ」をお勧めする。
 
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増田経済研究所
増田経済研究所が、今週の東京株式市場の動向を展望します。米国を中心とした国際情勢を踏まえ、誰が今、何を考え、我々個人投資家はいかに対応すべきなのか、分かりやすく解説します。
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