【一粒萬倍/株の宝典】米株反落、再び50日線割れ。

2019/05/18

【一粒萬倍/株の宝典】米株反落、再び50日線割れ。

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★ダウ輸送株、再び50日・200日線割れ。
前日、一気に50・200日線を突破したはずのダウ輸送株指数が、両線をたちまち割り込みました。結局、S&P500、ナスダックも50日線割れ。
これですべての指数が50日線割れに舞い戻ってしまいました。これでは話になりません。さて、単に続伸後の小反落にすぎず、上昇を続けていくのか、それとも早くも二番底を取りにいくのか、週明けの相場ではこれが課題になってきました。ラッセル2000小型株指数、半導体SXO指数は、今回50日線を奪回することもできないままに打ち返され、半導体SOX指数にいたっては、直近安値更新となっています。華為(ファーウェイ)問題が足かせになっているのでしょう。

★リスク指標とマネーの循環指標。
問題のVIX(変動、恐怖)指数は200日線を越えてはいません。
しかし、リスク指標のジャンクボンドは、前日とほとんど変わらず(小甘い程度)で、結局50日線奪回できずにいます。
資金の流れは、米10年国債利回りが2.3930%へと低下しており、株売り→国債買いの流れが週末は支配的だったということがわかります。ただ、利回りは15日の2.36%という最低水準を割っているわけではありません。

★株高には景気が良いほうがいいのか、悪いほうがいいのか。
株式と国債の関係からすると、一体景気が良いほうが株高の材料になるのか、悪いほうが政策期待で株高の材料になるのか、よくわからない状態になっています。
前者の場合は業績相場ですし、後者の場合は金融相場です。
昨晩ですと、マクロ経済指標では、5月のミシガン大学消費者信頼感指数が予想を上回ったということで株価上昇。いかにも業績相場的色彩です。
ところがトランプ大統領が、カナダ・メキシコに対する関税を撤廃するという発言が飛び出したことで株高要因になりました。
一方で、中国がアメリカとの通商交渉を見合わせるとのCNBC報道で相場は終盤に下げています。
つまりこの二つは、政策期待と悲観で相場がブレたわけです。
これではどちらかわかりません。おそらく市場もわからなくなっているのでしょう。わからなくなってきているということは、相場が上にしろ下にしろ、明確なベクトルを形成していくことはできません。これも、運用上、警戒モードを緩めるわけにはいかないという判断につながります。

★一週間のイベント・スケジュール~マクロ指標目白押し。
(日本国内)
20日 1-3月期GDP
21日 4月訪日外客数、4月首都圏新規マンション発売
22日 4月貿易収支、3月機械受注
24日 4月全国消費者物価指数、3月全産業活動指数

(海外)
21日 米4月中古住宅販売件数、OECD世界経済見通し、パウエルFRB議長講演
22日 4月30日・5月1日のFOMC議事録
23日 欧州議会選挙(26日まで)
25日 トランプ米大統領来日(28日まで)
25日~27日 米国3連休で休場(27日はメモリアルデー=戦没者追悼)

こうみますと、結構週明けは出だしが肝心ということになりそうです。パウエル連銀議長の講演や日本のGDP、OECDの世界経済見通しで一週間の相場の方向性がわかるかもしれません。

★ビットコインと株式相場の時間差。
ビットコインが直近5月15日の高値が、仮に天井だったと仮定しましょう。ビットコインは、5月16日の日経新聞夕刊「ウォール街ラウンドアップ」で債券王ガンドラックが指摘しているように、およそ投資適格性は無い商品ですが、少なくとも投機的なセンチメントの台頭・後退という観点では、どうも株式市場に対して先行性があると考えられます。
ビットコイン=仮想通貨と株式相場との連動性については「一粒萬倍の株式投資宝典(パン・ローリング社)」のP226-228で詳細解説していますので、参照ください。
そうしますと、仮に5月15日のビットコインの高値が天井だったとして、米国株の天井は6月15日か、遅くとも7月15日と想定することができます。
目安にすぎませんが、1ヶ月ないしは2ヶ月の株式相場上昇の猶予期間があるということになるわけです。

★大三元(買いシグナル)点灯銘柄。
「一粒萬倍の株式投資宝典」で解説する【大三元(買いシグナル)】点灯銘柄は、38銘柄と増加。
PEGの1倍以下、あるいは信用倍率が1倍以下でスクリーニングしますと、9銘柄。このほか、PEGや信用倍率のようなデータに現わされていなくとも、株価が重大な水準を突破している銘柄が、個人的には興味がありますが、5銘柄です。
これらについては、17日の松川行雄のフェイスブック(グループ版)を参照。

以上

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増田経済研究所
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