【一粒萬倍/株の宝典】引き続き資産中立化。

2019/05/15

【一粒萬倍/株の宝典】
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(こんどは米中協議に楽観、米主要指数は反発)
毎日のように米国株相場は楽観と悲観を繰り返し、その口実となっているのは米中協議の進捗です。
昨晩は楽観に傾斜し、主要株価指数は軒並み反発。ただし、一時は2%級の上昇をしながら、最終的には1%以上の上昇で終わったのが、半導体SOXのみ。1%以上は、ダウ輸送株指数、ラッセル2000小型株指数、ナスダックの3つ。ダウ工業株、S&P500は1%に満たない上昇でした。
どの指数も、50日線に戻れていません。強いて言えば、ダウ工業株が、前日200日線を割ったものの、昨晩は200日線を奪回したというていどです。輸送株は200日線奪回できずに終わっています。前日617ドル安と、年初来では二番目に大きな下落幅だったのに対して、207ドル高の戻りは非常に鈍いと言わざるを得ないでしょう。
全体的に、大幅下落の直後のショートカバーの域を出ないという状況。これは最大のリスク指標であるジャンクボンドも同じでした。

(マネーの循環も大きな変化なし)
米10年国債利回りです。これも一応上昇しているものの、微弱で、2.4190%。
2016年に、連銀が初の利上げに踏み切った際にも大きな相場下落となりましたが、このときには米10年国債利回りの主要移動平均線(25日・50日・200日線)が上から順番に200日・50日・25日線となる逆順列化から、株式相場底入れまで半年かかっていました。
同じことが起こるわけではないでしょうが、仮にこれを当てはめますと、今回は昨年11月末に逆順列となっているので、今月、あるいは遅くとも来月には株式相場が底入れすることになります。
まだ、相場はとても楽観できる状況ではないということになりそうですが、そう遠い話でもなさそうです。

(VIX(変動、恐怖)指数の落ち着き)
市場が恐れていたVIX指数ですが、20の分岐を割り込んで、昨晩は18.06。一応落ち着き始めているということなのでしょう。
ただ、前日は22.5という、リスクパリティ型ファンドの平均的なセルプログラム発動が一斉に出やすいと言われる水準を突破していなかったにもかかわらず、株式相場はとんでもない下げになっていたわけで、果たしてリスクパリティ型ファンドの売りによる下げとは言えない状況です。それを恐れた、それ以外のマネーによる売りだったというのが実体かもしれません。
だとすると、VIX指数が高かろうが低かろうが、下がるときには下がるという状況にあるわけです。
基本的に、今、市場参加者の最大公約数が、株を買いたいと思っているのか、それとも売りたいと思っているのかが一番重要なポイントになりそうです。
少なくとも、最大のリスク指標であるジャンクボンドが完全にトレンドを崩しており、マネー循環の米10年国債利回りも下降トレンドになってしまっているという事実、さらに先行指標であるダウ輸送株もこれらとまったく同じトレンドに陥っているということからすると、市場は基本的には売りたがっていると判断せざるをえないでしょう。

(日経CME円建て、先物夜間取引)
日経CME円建ては21150円、日経平均先物夜間取引は21150円。
昨日現物指数終値は21067円。これでは主要移動平均線の一つも奪回できません。過去200日間に買った人たちのすべてが(あくまで平均ですが)、損をしていることになるわけです。つまり、なにかあれば売って逃げたいと思っている人ばかりだと言う状態です。

(戦略方針)
【梁山泊】モデルは、資産均衡化を継続。 基本的に、ポジションを中立化(均衡化)したまま、これを維持。具体的には1357(日経ダブルインバース)を1とすれば、現物株保有を2として相場変動によって資産評価が動かないようにする。

【巌流島】モデルは、日経平均の6週移動平均線が21758円ですから、これを少なくとも上回らない限り、1570へのドテン反対売買は、ルール上考えられません。

増田経済研究所
増田経済研究所が、今週の東京株式市場の動向を展望します。米国を中心とした国際情勢を踏まえ、誰が今、何を考え、我々個人投資家はいかに対応すべきなのか、分かりやすく解説します。
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商号等:有限会社増田経済研究所/金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第1069号