【一粒萬倍/株の宝典】峠越したか。

2019/05/10

【一粒萬倍/株の宝典】

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昨晩の米国株市場では、序盤大変な急続落となり、一時ダウ工業株で450ドル安。その後、トランプ大統領が「週内での合意は可能だ」と発言したことを口実に、ショートカバーで急速に下げ幅を縮小、最終的には138ドル安の25828ドルで引け。

序盤、激しく売られたわりには、最終的にはダウ工業株は0.54%の下落率。ダウ輸送株指数に至っては、たったの0.1%下落。ほとんど前日終値と変らず。

最も危険だったVIX指数(変動、恐怖指数)が一時、リスクパリティファンドの機械的な売りプログラムが発動されるという22.5を突破し、23.38まで上昇。寄り付きから22.5を突破し、これを上回っていたのは現地の午前中11時半ごろまで。株式市場が大きく下げたのもこの時間帯す。その後はVIX指数が22.5を割りこみ、株価も下げ幅縮小。最終的にはVIX指数は19.1と、むしろ前日終値19.4を下回って終わった。

VIX指数上昇と、5月6日からの4日間の株安というものは、リスクパリティ型のファンドの一斉売りプログラム発動というリスクを懸念して、一般プレイヤーなどがかなりプットオプションのヘッジ買いを行っていたと推測。実際の売りプログラム発動は昨晩朝方の2時間半ほどだったか。

昨晩、一番一の低いダウ工業株はこの200日線近くまでほぼ下落。
総合株価指数のS&P500とナスダックは一時50日線を大きく割り込んだものの下ヒゲで、50日線で終えた。
先行指標ダウ輸送株指数は、50日線と200日線がほとんど同じ水準に密集。昨晩これを大きくわりこんで、やはりかなり長い下ヒゲを引いて、両線を上回って終わり。リスク度が最も高い株価指数であるラッセル2000小型株指数も全く同じ動き。

一番ダメージが軽微だったのは、驚くべきことにファンダメンタルズ的には最も脆弱な半導体SOX指数。50日線を一時、わずかに割り込む場面はあったものの、余裕でこれを上回って終わった。

ただ、最大のリスク指標であるジャンクボンドは続落。50日線を割ったのは7日なので、これで三日間割り込んだまま続落商状が続いていることになる。200日線はかなり下なので、そう簡単に割るような水準ではない。

最後に、マネー循環だが、米10年国債利回りは実は大して低下していない。2.457%。これは、ほぼこの三日間同じ水準で、チャート的には横這いに近い状態。どうも資金が大量に株から国債に流出して、株式が値崩れを起こしているようなパニックは感じられない。

相場つきが転機を迎えるとしたら、米国が予定している本日(東京時間)13時1分以降になりそう。そこでこれまで懸念されていた「事実」が発生しするわけで、その事実に対して、市場がどう反応するかがポイント。東京市場もさることながら、その時点でのグローベックス市場のNYダウ工業株先物など、海外指数先物の動きが重要。

仮に本日から米国が関税引き上げを行ったとして、その効果が表れるのは2-4週間後。船便日数や輸出入手続きが行われる期間を考慮するとそのくらいの日柄がかかる消費財が多いため。市場がこの問題を、一過性ととらえているか、本格的な景気後退の前兆ととらえているか。

【梁山泊】モデル~警戒モード維持。
米国市場の下げも、ようやく峠を越えたかす。一応主要株価指数(ダウ工業株を除く)はすべて50日線を維持していることから、「警戒モード」のままで良いと判断。キャッシュ比率の目安33%。これを1357のヘッジ買いに投入する必要はなく、キャッシュ温存で週越え。

【巌流島】モデル1570の買い持ちのまま維持。一昨日からすでにドテン反対売買のシグナルが点灯しているから、本日終値で判断し、実際の1570売り→1357買いは、来週寄り付きで行う段取り。但し、仮に今晩の米国株、あるいは週末2日間に日経CME円建てが大きく反発すれば、ドテン反対売買は中止して、1570保有継続、来週末まで判断は保留。

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増田経済研究所
増田経済研究所が、今週の東京株式市場の動向を展望します。米国を中心とした国際情勢を踏まえ、誰が今、何を考え、我々個人投資家はいかに対応すべきなのか、分かりやすく解説します。
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