【一粒萬倍/株の宝典】イースター連休前、米国は株高・債券高。

2019/04/19

【一粒萬倍/株の宝典】
30年の悲喜こもごもの経験から、個人投資家に必須の投資理論を集大成。
「一粒萬倍の株式投資宝典(パンローリング社)」を教材として、ここでは具体例を挙げて、マクロ、ミクロ、ポジション管理、銘柄選別、売買手法すべてにわたり、コラムを書いていきます。
 
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(先高感で相場が引き締まり)
イースター(復活祭)の3連休前、欧米市場は上昇た。今晩はグッドフライデーで、欧米は休場が多い。連休前は、たいてい、ポジション調整による相場下落が前週に発生し、今週は下げても知れている。が、結局それどころではなく、株は引き締まって上昇で終わった。先高感が強いとしか言えない。

(株高で債券高)
米国市場では、ラッセル2000が軟調のまま終わってしまいましたが、その他の主要株価指数は上昇。とくに、ダウ工業株、ダウ輸送株、ナスダック、半導体SOX指数いずれも上昇。輸送株は続伸続きで高値更新ですから、景気に対して楽観的以外のなにものでもない。一方、米国債も同時に買われており、矛盾。どうも3月に起こったことと要因は同じ模様。
欧州経済に対する懸念が強いということ。
独仏の製造業購買担当者景気指数(PMI)が低迷、一方米国では3月の小売り売上高が2017年9月以来1年半ぶりの大幅な伸び。欧米の景気認識で明暗が分かれた。マネーが確定利回りの国債に逃避しようとしても、ドイツ国債利回りはマイナスに落ち込んでおり、妙味が無い。結局2.5%もある米国債に資金流入。ドル堅調で、米長期金利低下という、米国経済底入れ観測が続いている中で、株には好都合の環境になっているということ。
なにしろ前日発表のドイツ政府の経済成長見通しが下方修正に次ぐ修正で、0.5%にまで落ち込んでいます)ドイツ国債に代わり、利回りの高い米10年国債買いが再び発生したためでしょう。
米10年国債利回りはこの結果、急速に低下し、再び50日線割れ、2.56%となりました。

(日本では、まだ国内勢が売りを続ける)
翻って東京市場は、大型連休を来週末に控えて、今週は国内勢のポジション縮小の動き。機関投資家・個人そろって売り方に回っており、逆に裁定買い残の積み上げで買い方に回っているのは外人のみ。外人を揶揄したり、批判したりすることの多い日本だが、結局だらしないのは国内勢。外人のことを言える立場ではない。
日経CME円建ては22260円、日経平均先物夜間取引も22260円。昨日の現物指数終値は22090円です。週末高めでスタートしそうな気配。本日は週末ということもあり、連休前の売りがまだ出て来るだろうと想定。

(連休前の個別銘柄の仕込みは、来週中盤以降)
来週前半までこうした国内勢の売りという傾向は残るのでは。連休を、あるていどキャッシュ確保で迎えるというのは王道だが、仮にフルポジションで敢えて連休を過ごそうと言う場合(【梁山泊】ではフルポジで行くつもり)、選択肢は個別銘柄を投入するとしたら、相場の主導軸となっているシクリカル(景気敏感)ではなく、逆にヘッジとなりうるディフェンシブ(非景気敏感)株でいくべきだろう。1357(日経ダブルインバース)による、文字通りのヘッジはいささかやりすぎ。もう一つの究極のヘッジという選択肢はあるが、来週中盤以降にでもこれは紹介してみようと思う。

(戦略方針)
【梁山泊】モデル~フルインベストメント。
すでにフルポジションだが、銘柄入れ替えの可能性はあり。ヘッジのつもりで買ったニチイ学館(9792)が意に反して、連休前に売られてしまった。本日処分するかどうかの判断を迫られるが、もし処分なら、来週中盤にあらためてキャッシュ投入をはかり、フルポジションに戻す所存。この場合の選択肢に、ディフェンシブ系の個別銘柄、あるいは究極のヘッジの選択肢(1357ではない。これはやりすぎです)を考えている。

【斬鉄剣~逆張りバスケット(検証試験中)】
本日リストアップ中のうち2銘柄が除外される可能性高い。

【巌流島】モデル~ロング。
1570買い持ちが前日の15%超の含み益が、13%台に低下。今日は多少改善か。いずれにしろ、ドテン反対売買の可能性はほぼゼロ。
以上

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増田経済研究所
増田経済研究所が、今週の東京株式市場の動向を展望します。米国を中心とした国際情勢を踏まえ、誰が今、何を考え、我々個人投資家はいかに対応すべきなのか、分かりやすく解説します。
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