【一粒萬倍/株の宝典】外人始動。国内勢は売り。

2019/04/15

【一粒萬倍/株の宝典】外人始動。国内勢は売り。
30年の悲喜こもごもの経験から、個人投資家に必須の投資理論を集大成。
「一粒萬倍の株式投資宝典(パンローリング社)」を教材として、ここでは具体例を挙げて、マクロ、ミクロ、ポジション管理、銘柄選別、売買手法すべてにわたり、コラムを書いていきます。
 
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(ポイント)
週末、米国株市場は注目されていた銀行株の決算発表が上昇のトリガー(引き金)になって大きく上昇。
先行指標のダウ輸送株指数は、前日の段階ですでに戻り高値更新をしており、週末も続伸。最大のリスク市場であるジャンクボンドはさらにその前日に戻り高値更新、週末まで2日続けて続伸。
少なくともこの指標となる2つが高いわけですから、まったく問題なさそう。
一方マネー循環を示す米10年国債利回りは、週末25日線を突破し、50日線に迫る勢い。利回りは2.56%です。
これはかなりの異変です。つまり、金利上昇と株価上昇ですから、マネーの循環が国債→株へとかなりの移動を始めたということになりそう。
同時にこれは、景気の改善期待と株高というセットになってきますから、やはりマクロ指標は1-3月から底入れ、ミクロ(企業業績)は4-6月から底入れという想定で、そうは間違っていないか。
明らかに、週末12日の東京では、国内勢がそろってGW前のポジション縮小の動きで値下がり銘柄が圧倒的となり、下げが目立った。益出しが多いでしょう。一方、外人は最低買い残1超そこそこですから、(一時昨年12月には5600億円前後まで低下していた)、ファーストリテイリングの異常な高騰を見て分かる通り、今度は裁定買い残積み上げに入ってきている。
彼らは4月5日までの週でようやく6500億円前後の、最近では珍しい買い越しに転じていたが、それまで18週連続売り越しだった。
さて、こうなると、国内勢が売って、これを外人が拾って、休み中、海外に波乱がなければ、連休明けに国内勢が慌ててどっと買いに行き、いったんそこで外人が一部益出しで売りをぶつけてくると言う、お定まりの罠に日本人がハマりそう。

(ポジション管理と、個別銘柄)
ここからのポジション管理はむずかしい。GW連休前に、アメリカは史上高値更新をするだろうから、日本人はGW前にどういうポジションで連休を迎えるべきなのだろうか。定石では、連休中何が起こるかわからないということで、50%のキャッシュだろうが、正直いささか多すぎる気がする。せいぜい2-3割のキャッシュか。
今週は、とりあえず、残金を投入して指数上昇に自分のポジションが置き去りにされないようにしなければならないので、まずはフルポジにする必要がある。が、連休まで2週間を切っているので、新規の個別銘柄の買いは危険。となると、選択肢は二つしなく、自身のポートフォリオのうち、12日の相場で強く上昇した銘柄の買い増しか、(下げたものは論外)さもなければ、1570(日経レバレッジETF)に残額突っ込んで、とにかく投網に掛ける格好で、指数に置いてけぼりされないようにするか。どちらかでしょう。
連休前にどのくらいキャッシュをつくるかは、今後2週間の状況次第。

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増田経済研究所
増田経済研究所が、今週の東京株式市場の動向を展望します。米国を中心とした国際情勢を踏まえ、誰が今、何を考え、我々個人投資家はいかに対応すべきなのか、分かりやすく解説します。
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