【一粒萬倍/株の宝典】ナスダック、ジャンクボンドが戻り高値更新。

2019/04/11

【一粒萬倍/株の宝典】
30年の悲喜こもごもの経験から、個人投資家に必須の投資理論を集大成。
「一粒萬倍の株式投資宝典(パンローリング社)」を教材として、ここでは具体例を挙げて、マクロ、ミクロ、ポジション管理、銘柄選別、売買手法すべてにわたり、コラムを書いていきます。
 
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(米国株堅調)
昨晩の米国株市場では主要株価指数がそろって小幅高。前回のFOMC議事要旨の公表にもさほど目新しい内容が見られず、材料視されず。
指数のうち、一番遅れていたラッセル2000小型株指数が200日線越えから、戻り高値に急接近。小型株にも物色が回ってきている様子。
ハイテク・ネット主体のナスダック指数などは、戻り高値更新です。さらに、最大のリスク指標・ジャンクボンドも戻り高値更新で、市場が全くリスクという認識。
一方、マネー循環を示す米10年国債利回りですが、軟調でした。2.4770%に低下。
やはり下降する25日移動平均線をそうやすやすとは突破することはできそうにない。

(前回のFOMC議事要旨)
ただ、この金利低下がそのまま米国経済のファンダメンタルズに影響しているかどうかというと、さにあらず、昨晩公開された3月19-20日のFOMC議事要旨では、米国経済が世界経済の減速に抗して、今後数年は米国景気の後退が無いとかなり明確に言い切った内容。
ということは、この長期金利の軟調さは米国景気の悪化や懸念を反映しているものとは到底考えられないわけです。

(欧州勢の米国債買い)
とりわけ、昨晩はECB(欧州中銀)が政策金利据え置きを決定したことが大きかったか。もともと3月に大きく米国債が買われ、長期金利が低下したのも、日本など海外勢による米国債買いがかさんだためだったと推察。昨晩もその流れか。とくに、ECBのこの決定によって、欧州勢の米国債買いがあったか。
ちなみに、このECBの決定が要因で、昨晩欧州の株式市場も銀行株を除いて反発しています。
ECBの利上げ見送りは、すでに表明済みだがが、昨晩の理事会では、「主要政策金利については、少なくとも今年末にかけて、また必要な間、現行水準にとどまると予想している」とあらためて確認された。
日独いずれの10年国債利回りも、チャートは米長期金利とほぼ同じ経路で、25日線下に潜り込み。どちらもマイナス金利。買ったところでさほど価格面での上昇期待は無いわけで、まだ利回りが十分ある米国債投資のほうが利回り的には妙味があるという話。
昨晩は、240憶ドル規模の米10年国債の入札でしたが、非常に好調な結果に終わった。

(戦略方針)
引き続き、モデルではフルインベストメント持続。もしキャッシュが残っている場合には無理して投入する必要はない。
おそらく多くの市場参加者が、今年のGWの10連休というものを意識。すでに今月に入って早々と(とりわけ国内機関投資家は)ポジションを落としている可能性もあり。相場が値崩れすることも、もうなさそう。
昨晩は日経CME円建てが21655円、日経平均先物夜間取引が21640円。昨日現物指数の大引けが21687円でしたから、若干甘い感じでスタートになりそ。
昨日はSQ前の「荒れる水曜日」でしたが、実際には「静かな水曜日」でした。荒れるとすれば、残っているのは本日前場ということになりますが、それでも荒れないようですと、しっかりしたSQ値で着地することになりそうです。

米国のVIX(S&P500ベース)は、なんと13.30まで低下しており、日本でも同様に低迷しています。
このボラティリティの低さは、オプション市場では荒れようもないと言う需給を示しているのでしょう。

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増田経済研究所
増田経済研究所が、今週の東京株式市場の動向を展望します。米国を中心とした国際情勢を踏まえ、誰が今、何を考え、我々個人投資家はいかに対応すべきなのか、分かりやすく解説します。
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